2006 Fiscal Year Annual Research Report
変形性関節症の病態解明ー生体力学的ストレス反応性分子の解析ー
Project/Area Number |
18591636
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
井尻 幸成 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (00315417)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小宮 節郎 鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30178371)
石堂 康弘 鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 客員教授 (10300740)
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Keywords | GADD45b / マウス / 軟骨細胞 |
Research Abstract |
実験1.GADD45bトランスジェニック・マウスの作成 DNAの設計および作成を行った。 1.Tet-off systemによりテトラサイクリンに応答し、GADD45bの遺伝子発現を抑制するpromoterを作成した。 2.軟骨に特異的に発現することを目的にTet-responsive transcriptional activatorを発現するvectorを作成した。 3.これらの遺伝子を導入した2系列のマウスを外部業者に作成依頼した(DNAフラグメントの調整、マイクロインジェクション)。今後動物の産生、スクリーニングを行う予定である。 実験2.免疫沈降法とSELDI-TOF MS法による新規GADD45b結合蛋白の同定 293cellを用いたGADD45b-Flag/pCDNA3.1vectorを過剰発現した細胞内蛋白を、Anti-Flag conjugated agarose beadsにて免疫沈降し、SDS-polyacrylamide gelに泳動した蛋白を、Ciphergen Protein Biology System(PBSII)にてSELDI-TOF MS解析した。 (結果)新規の結合蛋白としてElongation factor laを同定した。この分子は、細胞の蛋白合成調節を司る分子で細胞周期にも関わり、軟骨細胞の機能を検討する上で魅力的な蛋白である。今後、結合部位の同定と、機能について、順次研究を進める予定である。
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Research Products
(2 results)