2007 Fiscal Year Annual Research Report
RNAiを用いた軽度低温の脳浮腫抑制効果に果たす水チャンネル機能の解析
Project/Area Number |
18591714
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
藤田 義人 Nagoya City University, 大学院・医学研究科, 助教 (90238593)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 清文 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70212462)
祖父江 和哉 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90264738)
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Keywords | RNAi / アクアポリン / 脳浮腫 / 脳低温 |
Research Abstract |
本年度は、今後の研究の基礎とるアクアポリン(AQP)Knockdown細胞株の確立を重点に行った。 すでに論文発表があり、Western BlottingにてKnockdownが確認されているRNAiを生じさせる、DNA上の3箇所の塩基配列につき、constructを作成したうえ、vectorに導入した。shRNAを発現するvectorには、神経系の細胞のRNAiで定評のあるinvitrogen社製のBlock-IT Pol II miR RNAi expression vector、pcDNA6.2-GW/miRを使用した。そのconstructを含むvectorに挿入した形で同様に大量に精製した。 アストロサイトにtrasnfectionする方法として、リポフェクションを利用した、タカラバイオ社製Trans-IT Neuralを使用した。昨年度、transfectionの効率が非常に悪く、10%以下となっていたが、条件を整え30-40%の効率を得ることに成功した。 RNAiを起こしている細胞の選別に多少の難はあるが、実際の低温における脳浮腫効果の解明をはじめている。
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