2006 Fiscal Year Annual Research Report
SNP解析を用いた腎細胞癌感受性遺伝子の解析に関する研究
Project/Area Number |
18591758
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
山崎 一郎 高知大学, 医学部附属病院, 助手 (40315015)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
執印 太郎 高知大学, 医学部, 教授 (80179019)
秋丸 国広 高知大学, 医学部, 助手 (50281184)
中村 裕之 高知大学, 医学部, 教授 (30231476)
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Keywords | 腎癌 / SNP / トランスポーター |
Research Abstract |
(1)腎癌感受性遺伝子の検索のために、有機アニオン/カチオントランスポーターOCT1[SLC22A1]/OAT1[SLC22A6]遺伝子について、各203人のcase-controlゲノム解析を実施し、各500人を目標に現在も解析を進めている。 (2)腎癌組織における遺伝子発現解析 対象SNPsがプロモーター領域やイントロン領域に存在しており、mRNA量やタンパク質量の変化が期待されるため、OCT1[SLC22A1]/OAT1[SLC22A6]遺伝子の腎癌病変部位における発現を、in situハイブリダイゼーション法でmRNA量を、免疫染色法でタンパク質量を比較検討した。ゲノム情報を検索済みの48症例の凍結保存してある摘出腎癌組織片で、ジゴキシゲニン(DIG)でラベルしたcRNAプローブをハイブリダイズさせ、mRNAを検出した。DIGラベルcRNAプローブは、対象遺伝子の3'末端領域内に位置する200〜500ヌクレオチドとなるようRT-PCR法で増幅した領域を、SP6/T7 RNAポリメラーゼプロモーター領域を持つプラスミドにクローニングしたものから調製した。このプローブ作成用のクローニングにおいては、対象遺伝子の多型解析により変異部位を含まないことを確認した腎癌培養細胞株から調製したポリ(A)RNAを鋳型に用いた。また、患者由来腎癌組織片からmRNAを抽出し、通常のRT-PCR法で目的遺伝子の多型を含む部位を増幅し、RT-PCR断片長に変化がないか検討した。
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