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2006 Fiscal Year Annual Research Report

閉塞膀胱の機能低下とアンジオテンシンIIレセプターの関与及びブロッカーの予防効果

Research Project

Project/Area Number 18591762
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

相川 健  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (80295419)

Keywords膀胱 / 閉塞 / 家兎 / アンジオテンシン / レセプター / ブロッカー / 血流 / 機能
Research Abstract

本年度は14週齢オス日本白色家兎にシャム手術(Sham)、部分的尿道閉塞手術(BOO)を行い計画に沿って18週齢で以下の実験を行った。1)膀胱内圧測定、2)膀胱血流測定、3)膀胱壁のエラスチカマッソン染色による組織学的検討、4)膀胱切片のオルガンバス内での収縮実験。
以下の結果はすべて平均±標準誤差で示している。まず膀胱重量はSham3.5±0.5gでBOO9.8±1.7gは有意な増加であった。1)の結果は以下の表のごとくであった。
Sham BOO
Cystometric capacity(ml) 35.6±10.2 57.2±13.1
残尿(ml) 17.1±4.8 92.1±21*
排尿までの時間(分) 26.2±8.2 33.1±14.8
排尿時最大膀胱内圧(cmH2O) 20.8±2 54±5.2* *はshamと比べ有意な変化であったことを示す。
2)は血流計のプローブの製造中止のため既存の血流計が使えなくなり次年度に他の施設より借りられることとなっている。
3)は膀胱壁の平滑筋とコラーゲンの構成成分を比較したところShamは平滑筋67%、コラーゲン33%でBOOは平滑筋73%、コラーゲン27%とBOOで有意な差ではなかったがむしろ平滑筋量がえていた
4)の結果は以下の表のごとくであった。単位はすべて切片重量100mgあたりの張力である。
Sham BOO
ATP 2.6±0.2 0.8±0.1*
32Hz 7.6±0,8 4.1±0.8*
KC1 3.1±0.3 2.6±0.3
カルバコール 6.5±0.9 5.6±0.8 *はshamと比べ有意な変化であったことを示す。
次年度はアンジオテンシンIIレセプターブロッカーを投与予定であるが組織変化と収縮機能の変化の程度から実験の時期に関して次年度は再検討を考えている。また次年度借りる予定の血流計の性能によっては、家兎にアンジオテンシンIIレセプターブロッカーは毒性が強いとメーカーからの情報もありラットの使用も考えている。またロサルタンのメーカーからの提供は困難であるためカンデサルタンのみで検討予定である。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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