2007 Fiscal Year Annual Research Report
マウス前立腺癌に対するIL-12遺伝子治療と放射線併用療法における抗腫瘍効果検討
Project/Area Number |
18591771
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
藤田 哲夫 Kitasato University, 医学部, 講師 (00306599)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩村 正嗣 北里大学, 医学部, 講師 (20176564)
佐藤 威文 北里大学, 医学部, 講師 (50286332)
田畑 健一 北里大学, 医学部, 助教 (20327414)
松下 一仁 北里大学, 医学部, 助教 (30365142)
津村 秀康 北里大学, 医学部, 助教 (20348569)
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Keywords | 前立腺癌 / 遺伝子治療 / 方射線治療 |
Research Abstract |
マウス前立腺癌モデルに対するIL-12遺伝子治療と放射線併用療法における抗腫瘍効果を検討するため,マウス転移性前立腺癌細胞株である178-2BMAを用いたin vitro実験及びin vivo実験を行った.In vitro実験は,細胞培養上清におけるELISA法を用いたマウスIL-12産出量の定量と,RNAを用いたアポトーシス関連遺伝子Fas,Fas-L,及びTNF-αの同定を行った.In vivo実験では,5×10^4個の178-2 BMAを50μ1のHBSSに溶解した後,マウスの右大腿根部皮下に接種し,マウス皮下腫瘍モデルを作成した.腫瘍の経時的変化を計測し,平均腫瘍径5mmの時点を治療開始とした.マウスIL-12遺伝子発現アデノウイルスベクターの治療至適濃度と放射線の治療至適照射量を決定するため,1×10^8,5×10^8,1×10^9PFUのベクター濃度における腫瘍増殖曲線と,5,10,15Gyの放射線照射量における腫瘍増殖曲線を各々作成した.結果,マウスIL-12遺伝子発現アデノウイルスベクターは5×10^8 PFUが治療至適濃度となり,放射線は5Gyが治療至適照射量となったため,以後に実験に用いた.前述したマウス皮下腫瘍モデルの平均腫瘍径が5mmの時点で5×10^8 PFUのマウスIL-12遺伝子発現アデノウイルスベクター及びコントロールベクターを腫瘍内に直接接種し,接種48時間後に5Gyの放射線照射を行った.治療群は,コントロールベクター,コントロールベクター+放射線治療,マウスIL-12遺伝子発現アデノウイルスベクター,マウスIL-12遺伝子発現アデノウイルスベクター+放射線治療の4群とし,腫瘍増殖曲線及びマウスの生存率を計測した
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Research Products
(2 results)