2006 Fiscal Year Annual Research Report
培養精原幹細胞を用いたex vivo精子形成再生法の開発
Project/Area Number |
18591783
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
小川 毅彦 横浜市立大学, 医学部, 準教授 (50254222)
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Keywords | 精子形成 / 精子幹細胞 / 培養 / 顕微授精 |
Research Abstract |
1)マウス精原幹細胞株の樹立: 培養精原幹細胞(GS細胞)の観察を容易かつ確実にするために、GFPトランスジェニックマウス精巣からGS細胞を樹立し、実験に用いた。また減数分裂終了後に発現するHaspin遺伝子のプロモーターにGFP遺伝子を組み込んだトランスジェニックマウス(Haspin-GFPマウス)の精巣からもGS細胞を樹立し、これも実験に用いた。 2)GS細胞からのex vivo精子形成実験: (1)in vitro精子形成実験-セルトリ細胞の細胞株である15P-1をFeeder細胞として、その上でGS細胞を培養した。培養開始後、経時的に分化マーカーとなる遺伝子(Mvh,Dmc1,Sycp-3,Calmegin,CREM-t,Acrosin)の発現をPCRで調べると早期から発現を検出できた。しかしながら、2週間ほどで細胞はアポトーシスに向かい分化を確認することは出来なかった。Haspin-GFP-GS細胞を用いた同様の実験でもGFPの発現を認めることは無かった。 (2)精細管再構成実験-マウス・ラットの胎仔・新生仔の精巣細胞を酵素処理して細胞浮遊液とし、細胞外器質と混和してヌードマウス背部皮下に注入移植した。精細管の再構成が確認され、若干の生殖細胞も認められた。同様の方法においてHaspin-GFP-GS細胞を混和することにより、それらの細胞が再構成精細管内で分化し、GFPの発現を確認した。すなわち半数体細胞(精子細胞)までの精子形成を精巣外において成功した。それらの精子細胞の妊孕能を確認するために、顕微授精を行い、健康な産仔を得た。
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[Journal Article] Production of Functional Spermatids from Mouse Germline Stem Cells in Ectopically Reconstituted Seminiferous Tubules.2007
Author(s)
Kita K, Watanabe T, Ohsaka K, Hayashi H, Kubota Y, Nagashima Y, Aoki I, Taniguchi H, Noce T, Inoue K, Miki H, Ogonuki N, Tanaka H, Ogura A, Ogawa T.
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Journal Title
Biology of Reproduction 76・2
Pages: 211-217
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