2006 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子解析による妊娠高血圧症候群の発症メカニズム解明と遺伝子型別介入研究
Project/Area Number |
18591789
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | National Institute of Radiological Sciences |
Principal Investigator |
小橋 元 独立行政法人放射線医学総合研究所, 重粒子医科学センターゲノム診断研究グループ, チームリーダー (60270782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
羽田 明 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (00244541)
水上 尚典 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40102256)
山田 崇弘 北海道大学, 大学院・医学研究科, 医員 (20419948)
岩田 昇 広島国際大学, 人間環境学部, 教授 (80203389)
太田 薫里 独立行政法人放射線医学総合研究所, 重粒子医科学センターゲノム診断研究グループ, 研究員 (20421985)
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Keywords | 妊娠高血圧症候群 / 遺伝子多型 / 妊娠中のストレス / 疫学 / フォーカスグループ面接 / 相互作用 |
Research Abstract |
1.現在すでに協力関係にある北海道内の産科施設において、(1)妊娠前・妊娠中の生活習慣、ストレス、ソーシャルサポート、エゴグラムなどの質問調査、(2)母体採血およびDNA抽出・タイピングを継続して施行した。 2.PIH発症における一酸化窒素合成酵素遺伝子(NOS3)GA+AA型に関連する妊娠中のライフスタイル要因の検討を行った。NOS3 GA+AA型は、例数は少ないが、妊娠中の運動不足が加重することで発症リスクを増加させる傾向が認められた。このことから、NOS3 GA+AA型は、精神的身体的ストレスが加重的に作用してPIH発症に関与するアンジオテンシノーゲン遺伝子(AGT)TT型とは異なるパスウエイによりPIH発症に関わっていることが示唆された。また、この結果は、妊娠中の個別化した生活指導実践への基礎資料を与えるものと考えられる。 3.妊娠女性に対する介入要因として重要な「妊娠中のストレス」に関する評価指標を開発するために、妊婦健診および母親学級の場を利用して、妊婦を対象としたフォーカスグループインタビュー、個人インタビューを行い、データを得た。KJ法などを用いてまとめたところ、育児不安に関する項目、経済的問題に関する項目、職場などで先輩女性の理解不足、住居に関する問題、妊娠合併症に対する不安やそれに対するフォロー体制に関する項目などが抽出された。現在、それらの項目を中心に評価指標を作成・評価中である。
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Research Products
(6 results)