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2007 Fiscal Year Annual Research Report

精子形成過程におけるTCTPの機能解析とアンドロゲンによる発現調節機構の検討

Research Project

Project/Area Number 18591817
Research InstitutionHyogo College of Medicine

Principal Investigator

小森 慎二  Hyogo College of Medicine, 医学部, 教授 (60195865)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 霞 弘之  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (00289068)
堀内 功  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (70340974)
Keywords精子形成過程 / TCTP / アンドロゲン / セルトリ細胞
Research Abstract

アンドロゲンのTC丁Pへの発現調節の検討
1)Gel shift法によるアンドロゲン作用領域の同定TCTP遺伝子5'上流領域を9つの断片に分けて検討したところ、ひとつの断片(-545bp1から-388bo)に、核蛋白が結合したことが判明した。
2)Luciferase assayによる発現調節断片の検討
上記で同定した5'上流領域断片をluciferase遺伝子の上流に導入することに成功した。セルトリ細胞にDHTを添加した場合としない場合、また、同定した5'上流領域を正方向にluciferase遺伝子の上流に組み込んだ場合と逆方向に組み込んだ場合でそれぞれ実験をしたところ、正方向に断片を組み込んだ場合に、DHTを添加した場合に、luciferase活性を有意に抑制されることが明らかとなり、in vitroの実験系でもその作用を証明することに成功した。
マウス精巣にてのandrogenのTCTP発現調節への検討
1)アンドロゲン分泌を抑制した雄マウスの作成雄のBalb/cマウスにGonadotropin releasing hormone agonist(GnRH agonist)であるleuprolide chlorideとアンドロゲンに措抗するflutamideを投与する。投与後4週間後にマウス精巣を摘出する。また、GnRHagonist投与群にはtestosteroneを投与し、1週後、2週後、3週後、4週後と同じくマウス精巣を摘出する。
2)Laser microdissection法によるSertoli細胞の回収左記の精巣の凍結切片を顕微鏡下観察して、精細管内のsertoli細胞をLaser microdissection法にて回収し。その細胞よりmRNAを分離することに成功した。
3)RT-PCR法によるTCTP遺伝子の発現量の解析発現量を検討したとことろ、Fulutamideにて有意に発現が増強された。一方およびGnRH agonistによる作用とtestosteroneによる作用では有意な差は認めなかった。
4)germ cellでのTCTPの発現を検討
上記と同様にgerm cellでも発現を検討し、現在までのところ、TCTPはFultamideで抑制されることが判明した。
以上より、アンドロゲンはTCTPの発現に関与することが示唆された。今後さらに詳細に検討する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] Translationally controlled tumor protein(TCTP)の発現におけるアンドロゲンの作用の検討2007

    • Author(s)
      小森 慎二
    • Organizer
      第22回日本生殖免疫学会
    • Place of Presentation
      日本大学会館
    • Year and Date
      2007-11-30
  • [Presentation] Sertoli細胞でのTranslationally controlled tumor protein(TCTP)の発現におけるアンドロゲンの影響についての検討2007

    • Author(s)
      小森 慎二
    • Organizer
      第59回日本産科婦人科学会
    • Place of Presentation
      京都国際会館
    • Year and Date
      2007-04-16

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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