2006 Fiscal Year Annual Research Report
子宮内膜間質細胞と共培養した不死化卵巣表層上皮細胞の細胞形質の変化に関する研究
Project/Area Number |
18591838
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
大竹 秀幸 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (60336237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片渕 秀隆 熊本大学, 大学院医学薬学研究部, 教授 (90224451)
田代 浩徳 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (70304996)
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Keywords | 細胞・組織 |
Research Abstract |
われわれは,ヒト子宮内膜間質細胞との共培養によるヒトOSEの細胞形質の変化を検討する実験系を計画しているが,研究の精度を高めるために,既に確立した染色体が46と正常なHPVE7+hTERT導入ヒト不死化OSE株(HOSE1)に加えて,新たに,当大学の倫理委員会の了承を得た上で,患者より文書でインフォームドコンセントを充分に行い同意を得て採取したヒトOSE細胞からHPVE7+hTERT導入ヒト不死化OSE株(HOSE2)の樹立を行った。その細胞株の特性の検討として,TRAP assayによるtelomerase活性の確認に加えて,細胞増殖能,免疫細胞染色,soft agar assayにより足場非依存性増殖能,マウスでの造腫瘍能等,上皮性卵巣癌で変異あるいは遺伝子増幅が報告されている遺伝子の導入による細胞性格の変化等の検討を行っている。
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