2007 Fiscal Year Annual Research Report
分子シャペロンHspをtargetとした卵巣癌分子標的治療開発への試み
Project/Area Number |
18591849
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Research Institution | St.Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
木口 一成 St.Marianna University School of Medicine, 医学部, 教授 (60101911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大熊 克彰 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (70386952)
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Keywords | 婦人科腫瘍学 / 腫瘍学 / 蛋白質 / プロテオミクス / 病理学 |
Research Abstract |
1.プロテオミクスにより検出した蛋白質の同定 Geldanamycin投与後の細胞の蛋白質を抽出し、Hsp70蛋白の発現をWestern blotにより解析した。その結果、Geldanamycin添加後に増加したHsp70の発現が確認され、プロテオミクスの結果の同定がされた。 2.HER-2蛋白質分解におけるHsp70の関与 RMG-1細胞にHsp70のRNAiが導入されにくかったため、RNAiを使用した蛋白分解へのHsp70介入の度合の検討ができなかった。 3.GeldanamycinによるHER-2蛋白質分解経路 Proteasome inhibitor(MG132, ZLL, ZLLL)でプロテアソーム分解経路を抑制後、Geldanamycinを添加し、WesternblotによりHsp70の発現を解析した。その結果、inhibitor添加後のHsp70はGeldanamycinを添加しても分解されず、プロテアソームによる分解経路であることが確認された。 4.Geldanamycin投与後のHER-2蛋白質とHsp70の関係の変化 Geldanamycin投与前後のHsp70発現を免疫細胞化学染色で確認した結果、投与後は細胞膜上でHsp70発現が増えることが確認された。 5.Hsp70による抗アポトーシス作用の解析 解析中である。 6.Hsp70inhibitorによる抗アポトーシス作用の解除 解析中である。
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Research Products
(35 results)