2006 Fiscal Year Annual Research Report
細菌性中耳炎におけるアポトーシスによる中耳粘膜肥厚の分子制御とその治療
Project/Area Number |
18591886
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
古川 正幸 順天堂大学, 医学部, 講師 (20359524)
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Keywords | 中耳炎 / アポトーシス |
Research Abstract |
1.中耳炎モデル動物の作成を作成した。ラットに手術を施行し、両側中耳にHaemophilus influenzae10^5個を注入した。術後1日より中耳炎を発症した。術後8日より中耳炎は治癒してきた。 2.Western blotting法によるCleaved caspase3及びphosphorylated Caspase3の発現をみた。Haemophilus influenzaeに感染したラット中耳粘膜を時間経過(0h、6h、24h、48h、72h、5d、7d)で7グループに分けた。Cleaved caspase 3は0h、6h、5d、7dでは発現しないが、24h、48hで発現し、72hでは最高に達した。一方、Caspase 3は全ての時間経過で発現した。 3.XIAP inhibitorによるラット培養中耳粘膜の成長の阻害をみた。ラット中耳にHaemophilus influenzae10^5個を注入した。48h後にラットの側頭骨を摘出した。中耳炎で肥厚した中耳粘膜を1mm^2に細断しexplant cultureを行った。5日間培養し、outgrowthの面積を測定した。outgrowthの面積を測定は画像を全てパーソナルコンピューターに取込み、SPOT computer softwareで測定した。5日目にXIAP inhibitor (0,1μM,10μM,20μM)を用い、中耳粘膜培養細胞の成長の阻害を確認した。7日目まで観察した。XIAP inhibitor (10μM)で中耳粘膜培養細胞の成長の阻害が確認された。 4.TUNEL法によるラット培養中耳粘膜におけるアポトーシスの発現をみた。ラット中耳にHaemophilus influenzae10^5個を注入した。48h後にラットの側頭骨を摘出した。中耳炎で肥厚した中耳粘膜を1mm^2に細断しexplant cultureを行った。プレパラート上に5日間培養し、5日目にXIAP inhibitor(0,1μM,10μM,20μM)を投与した。6日目及び7日目にTUNEL法にてアポトーシスの発現を確認した
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