2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18591896
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
栗山 博道 関西医科大学, 医学部, 講師 (90268350)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河本 光平 関西医科大学, 医学部, 助手 (50425071)
八木 正夫 関西医科大学, 医学部, 助手 (40373112)
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Keywords | 内耳 / 前庭 / 前庭頚反射 / マウス / モルモット |
Research Abstract |
研究実績 現在、めまいの研究において前庭眼反射を用いた研究が行われている。眼球運動の測定には、電磁コイル、ビデオ撮影による測定が行われており、これらの方法では齧歯類等の小さい動物に対して手技的に困難な点が多い。本研究では、前庭眼反射によく似た反射である前庭頚反射の測定を行う事により、鰯歯類、マウス、モルモットでの前庭機能評価が可能と考えられる。前庭頚反射とは、胴体の動きに対する頭部保持の機構をいい、これまでの研究では、胴体に対する頭部保持の機構には前庭頚反射とともに頚頚反射が関与していることが報告されている。 そこで本研究では、耳毒物性薬物の内耳局所投与により、前庭障害動物を作成し、前庭機能を評価することができると思われる。また、前庭障害の中枢における代償機能について検討することにより、前庭の末梢から頚部筋群への伝達経路の解明にも役立つと思われる。 実験動物として、ハートレー系有色モルモット、体重300グラム前後のものとCB6F1マウス、体重20〜30グラムのものを使用。 刺激装置である小動物回転台は、まず、動物固定の方法について検討を行った。本研究では動物固定の際、胴体のみ固定し頭部は運動可能にする必要がある。マウス、モルモットの胴体の型取りを行ったあと、頚部以下での固定器を作製した。 ビデオカメラでの撮影を行い、コンピューターへの転送方法の検討を行った。また、ビデオカメラでの撮影速度、コマ数の検討を行った。 MATLABプログラムにより、抽出されたデーターから、反応の数値化を行うため、プログラミングの検討を行った。動画データよりスムーズにデーターの時系列処理を行うため、プログラミングの検討を行った。
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