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2006 Fiscal Year Annual Research Report

頭頸部癌における新規メチル化遺伝子の同定とその臨床応用

Research Project

Project/Area Number 18591902
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research Institution独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター)

Principal Investigator

徳丸 裕  独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), 東京医療センター・臨床研究センター・聴覚平衡研究部, 研究員 (60245579)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤井 正人  国立病院機構, 東京医療センター・臨床研究センター・聴覚平衡研究部, 部長 (70129633)
Keywords頭頸部癌 / メチル化 / 癌抑制遺伝子 / エピジェネティック / 耳鼻咽喉科
Research Abstract

癌の発生においてgeneticな変異が重要な役割を果たしていることはいうまでもないが、最近ではepigeneticな変異もまた注目されている。特にプロモーター領域の異常DNAメチル化は多くの癌において認められている。我々は頭頸部癌を対象に、マイクロアレイを用いることによりGenome-wideにメチル化遺伝子を探索、同定することを試みた。
このような背景、目的に基づき本研究を開始したが、研究助手の雇用の困難や細胞培養の不具合など予想し得なかった理由により、実験計画の遅れが生じた。これらの対処に追われたため、実験開始およびサンプル調製が結果的に約半年間の遅れが生じ、平成18年度科学研究費補助金の一部を平成19年度に繰越した。
その後、実験計画は順調に進行した。頭頸部癌細胞株を5Aza-dCにて処理したのち、マイクロアレイ解析を行い網羅的に遺伝子の発現の変化を検討した。メチル化により発現が抑制されている遺伝子は5Aza-dC処理により再び発現が認められるようになると考えられる。我々は頭頸部癌細胞で発現が抑制されおり、かつ5Aza-dC処理により再発現した遺伝子群を同定した。これらの遺伝子群には癌抑制遺伝子が含まれている可能性があると考えられる。さらに複数の細胞株や臨床サンプルを用いて、これらの遺伝子群についてより詳細な検討を行い、腫瘍抑制作用をもつ遺伝子を同定する予定である。

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Published: 2010-02-01   Modified: 2016-04-21  

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