2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18592103
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
中村 洋 Aichi Gakuin University, 歯学部, 教授 (40064878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 和彦 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70261013)
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Keywords | BMP(Bone Morphogenetic Protein) / Crude-BMP / 覆髓剤 / 歯髓細胞 / 細胞増殖能 / 細胞形態 / ブタ / ラット |
Research Abstract |
1.ブタGrude-BMP(PC-BMP)がラット歯髄(RDP)細胞におよぼす影響 (1)細胞増殖能について:PC-BMPは、10μg/m1および100μg/mlの低濃度で、RDP細胞の増殖を有意に抑制した(p<0.01)。一方、1000μg/mlの高濃度では、無添加のコントロールと比べて、有意差は認められなかった。 (2)細胞形態について:PC-BMP添加により、RDP細胞の細胞質の拡大が認められた。その傾向は培養72時間後に顕著に認められた。 2.直接覆髄剤がラット歯髄(RDP)細胞におよぼす影響 直接覆髄剤として、スーパーボンド・クイック(サンメディカル社)、ダイカル(デンツプライ三金社)、ニューアパタイトシーラー・タイプ1(デンツプライ三金社)の3種類の市販品を使用した。 (1)細胞増殖能について:スーパーボンド・クイックおよびダイカルは、RDP細胞の増殖を有意に抑制した(p<0.01)。一方、ニューアパタイトシーラー・タイプ1は、無添加のコントロールと比べて、有意差は認められなかった。 (2)細胞形態について:3種類の市販直接覆髄剤をそれぞれRDP細胞に作用させた場合、その細胞形態は、無添加のコントロールと比べて、明らかな相違は認められなかった。 以上のことから、PC-BMPは、3種類の市販直接覆髓剤と比較して、RDP細胞の細胞増殖能ならび細胞形態に対してより大きく影響をおよぼすことが明らかとなった。
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