2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18592108
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
千葉 貴大 Tohoku University, 大学院・歯学研究科, 大学院非常勤講師 (70396505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 啓一 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (30178644)
厨川 常元 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90170092)
川田 哲男 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (80292225)
小川 徹 東北大学, 病院, 助教 (50372321)
久保 圭 東北大学, 病院, 助教 (10431511)
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Keywords | インプラント / 圧電センサ / 生体内測定 / オーバーデンチャー / 三次元荷重 |
Research Abstract |
インプラント義歯治療の予知性を高める上で, 支台インプラントに加わる荷重を適切に制御することが重要であり, この機能時に加わる荷重を考慮したインプラント義歯設計を行うためのデータ取得および解析を目的とし, 1) 義歯に与える咬合因子, 支台インプラント数, 支台装置を変化させた際のオーバーデンチャー支台インプラントに加わる荷重のリアルタイム測定を行う. 2) CT画像とX線写真をもとに顎顔面三次元画像を構築後, インプラント埋入位置角度と三次元荷重測定の結果および顔面形態の関係をコンピュータ解析する. 今年度は, 昨年度までに得られた被験者CTデータと生体内測定荷重を用いて, コンピュータ解析を行った. 被験者CTデータから下顎骨ソリッド形状を作製, また同ソフト上でインプラントソリッド形状を被験者のインプラント埋入部位と同様の部位に埋入し, インプラント2本支台時と4本支台時のFEAモデルを作製した. さらに同一被験者から測定された生体内実測荷重を入力して線形弾性解析を行った結果, 顎骨内応力分布様相は個体差の大きい顎骨の幾何形状の影響を受けることが分かった, また, インプラントの本数の違いによる生体内測定荷重の違いが, 顎骨内応力分布様相に影響を及ぼし, 2本支台に比べて4本支台の方が有意に応力を分散することを明らかにした.
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