2006 Fiscal Year Annual Research Report
口腔インプラントの細胞遺伝子治療に関する基礎的研究
Project/Area Number |
18592157
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
服部 正巳 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50113072)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 一夫 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70201605)
城所 貴 愛知学院大学, 歯学部, 助手 (10387582)
市原 加文枝 愛知学院大学, 歯学部, 助手 (90367615)
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Keywords | チタン / 骨芽細胞 / 遺伝子導入 / 超音波 / インプラント / リポフェクション / ソノポレーション |
Research Abstract |
口腔インプラント治療は、歯の欠損に対する予知性の高い治療法として確立されてきた。しかし、オッセオインテグレーションの獲得までに一定の治癒期間を要することが患者の負担となっている。この間題を解決する方法として、インプラントの周囲に骨形成を促進する遺伝子の働きを促進することによりオッセオインテグレーションの獲得期間が短縮されることが期待できる。今年度は、生体外で遺伝子導入を行った骨芽細胞を生体内に移植するex vivo遺伝子導入法の前段階の実験として、骨芽細胞への遺伝子導入効率の向上を目指してin vitroで検討を行った。まず、ラット骨髄ストローマ細胞から骨芽細胞様細胞を分化誘導して培養して酸処理を行ったチタンプレート上に播種した。その後、蛍光タンパク質で標識したプラスミド・ベクターの遺伝子導入を行った。遺伝子導入に際してカチオンリポソームを用いたリポフェクション法を用いた。そして、超音波パルス波を用いたソノポレーション法を併用した場合としない場合について遺伝子導入効率を比較した。その結果、リポフェクション法とソノポレーション法を併用すると遺伝子導入効率の向上が認められた。また、超音波パルス波の出力や照射時間により遺伝子導入効率の変化が認められた。また、超音波パルス波の出力が強すぎるとチタンプレートから細胞の剥離が認められた。次年度は、遺伝子導入効率の向上を目指して照射する超音波の至適条件を検討する予定である。
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Research Products
(2 results)