Research Abstract |
ヒトtype I procollagen遺伝子のcDNAからサブクローニングしたcDNAカセットの作製、三本鎖の一連のD-periodsを限定する4.4ブロックの234アミノ酸と78アミノ酸の二つ(D2,D3)を欠損させた新規のリコンビナントtype I procollagen homotrimer cDNA(ミニリコンビナントtype I procollagen cDNA)を作製した. 作製した(1)N-telopeptidepropeptide, D1, D4.4, C-telepeptidepropeptide, (2)N-telopeptidepropeptide, D1, D4, D4.4, C-telopeptidepropeptide, (3)N-telopeptidepropeptide, D1, D4, D4, D4.4, C-telopeptidepropeptide, (4)N-telopeptidepropeptide, D1, D4, D4, D4, D4.4, C-telopeptidepropeptideを用いて,ヒト由来哺乳動物細胞(HT1080 fibrosarcoma cell, SW-1353 chondrosarcoma cell)に遺伝子導入,遺伝子強制発現させた.得られた遺伝子導入細胞を大量培養し,その培養上清から蛋白を回収,スクリーニングでリコンビナント変異蛋白の分泌量が多く,フィブロネクチン,typeIV procollagenの分泌量の少ない細胞のみを選択した.選択された強発現細胞から得られた培養上清からリコンビナント蛋白を回収,現在,アミノ酸シークエンスを行い,蛋白の温度安定性など生化学的解析構造解析を行っている. 次年度はN末端,C末端プロペプチドの切断酵素の検討,テロペプチド消化の検討,再生医療スキャフォールドとしての形態,微細構造解析,賦形化の検討を行い,行う予定である.
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