2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18592206
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
深山 治久 鶴見大学, 歯学部, 教授 (20189921)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海野 雅浩 東医歯大, 大学院・医歯学総合研究科・麻酔生体管理学, 教授 (90014125)
吉川 文広 東医歯大, 歯学部附属病院, 助手 (50313234)
島田 利加子 鶴見大学, 歯学部, 助手 (10329229)
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Keywords | 歯科 / 局所麻酔 / 電動注射器 / 痛み |
Research Abstract |
歯科治療では、痛みを伴う処置が多い。そこで、一時的に痛みを除去して確実な処置を行うために局所麻酔を行っている。ところが、局所麻酔のために口腔内に注射針を刺入することは、患者に多大な痛みを与えることとなる。そこで、本研究では痛みの無い局所麻酔注射法を開発することを目的とした。 今年度は、注射針が組織内を進む際の痛みをコントロールするために、注射針を手動ではなく電動で緩徐に進めるシステムを開発した。すなわち、刺入部位が決められれば、そこに自動的に注射針の刺入と薬液の注入が行える注射器である。このシステムを開発する試作機は、電動で進むスピードと薬液の注入流量を無段階に変えられるもので、健康成人ボランティアの口腔粘膜に刺入しVisual Analogue ScaleとPain Rating Scoreで痛みの程度や快適度を検討し、痛みが無くかつ短時間で注入できる至適な条件を決定する。 実際には、電動注射器を製造している関係業者と協議し、注射針が電動で移動できる試作機を設計し、さらに、その移動距離・スピード・注入量などが任意に設定できる注入のためのソフトウェアを開発した。 間もなく、両者の準備が整うので、次年度からは、このシステムを実際にボランティアに試用して、痛みの程度や麻酔の効果を判定する。すなわち、注射針の進む距離、スピード、注入圧などを変化させた場合の痛みの程度を測定し、同時に麻酔の効果を判定する計画である。そして、真に痛みの無いペイン・フリー・ニードルを開発して臨床に応用したい。
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Research Products
(4 results)