2006 Fiscal Year Annual Research Report
顎関節症モデルマウス(SAMP3)を用いた顎関節機能解析と病態の究明
Project/Area Number |
18592244
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
古賀 義之 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (50175329)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 教明 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (40230750)
山田 好秋 新潟大学, 教育研究院医歯学系, 教授 (80115089)
|
Keywords | 変形性顎関節症 / 顎機能 |
Research Abstract |
基本システムの再構築 マウス3次元顎運動解析装置のより精度の高い計測を可能にするために,磁気センサー信号増幅回路の見直しを行なった.基板および回路を変更し長時間安定性を図った.磁気センサーのホール素子にも再検討を行ったが,現在利用可能なホール素子では旭化成のHW300Bが最も利用しやすいことがわかった.しかしながら,この素子もその出力安定性にはまだ多少の問題を残している.顎運動のターゲットポイントであるマグネットもサマリウムコバルトからより高い磁気密度が得られるネオジウムに変更し,その大きさの再検討を行いφ4×2mmが最も使用に適することがわかった.また,アンプの増幅率を大きくしたことによる地磁気の影響を減衰させるため,新たにパーマロイ製の磁気シールドボックスを設計し特注した.これによって実験計測時の外部磁気の影響を無視できるようになった. マウスへの移植と基本データの収集 計測システムのマウスへの移植と,咀嚼時基本データの収集.特に正常なマウスを用いてデータを収集した.変形性顎関節症マウスに関しては,このマウスが老化型マウスであるため,現在のところ複数の個体を作るのに時間がかかっている.そのため,来年度からの実験開始予定としている.
|