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2007 Fiscal Year Annual Research Report

フッ素が幼児の口腔内細菌叢と齲蝕原性細菌に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 18592253
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

内川 喜盛  The Nippon Dental University, 生命歯学部, 准教授 (00176679)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古西 清司  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (20178289)
Keywords幼児 / 唾液 / 無機イオン / フッ素 / 齲蝕
Research Abstract

平成19年度の調査は幼児唾液中無機イオン濃度の測定および口腔内細菌レベルとの関連性について、さらに幼児唾液中フッ素濃度の測定をフローインジェクション法を用いて行い以下の結果を得た。
1.幼児の唾液中無機イオン濃度と齲蝕原性細菌との関連について
4〜6歳児66名を対象とし,口腔内検査と唾液の採取を行い、齲蝕原性細菌レベルおよび無機イオン濃度の測定を行った。齲蝕原性細菌として,ミュータンスレンサ球菌(MS)と乳酸桿菌(LB)を、また無機イオンは,塩素,リン酸,臭素,ナトリウム,アンモニア,カリウム,マグネシウム,カルシウムの各イオン濃度を測定し、得られた結果は齲蝕経験(dmfs)と合わせ統計学的に検討した。その結果、齲蝕の罹患状況は二極分化を示していた。MSレベルは高レベル児と未検出児の割合が高く,二極分化の原因としてMSの定着が強く関係していると考えられた。また、今回調査した無機イオンにはMS,LBレベルとの強い関連は認められなかった。
2.フローインジェクション法による幼児の唾液中フッ素(F)イオン濃度の検討
フッ化物洗口を行っている保育園と行っていない保育園の園児(4〜6歳)56名を対象とし、採取した刺激唾液をフローインジェクション分析装置を用いてFイオン濃度を測定した。フローインジェクション法にて測定したFイオン濃度は,0.001ppmFから安定した値が得られ、全体の平均値は0.008,最大0.017,最小0.0025ppmFであった。また,フッ化物洗口を行っている園児群は行っていない園児群と比較して有意に高いFイオン濃度を示した。
以上を踏まえ、唾液中のフッ素濃度と齲蝕原性細菌との関連性を検討する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 幼児の唾液中無機イオン濃度と齲蝕原性細菌との関連について)2007

    • Author(s)
      岩崎てるみ, 庄内聡子, 吉田素子, 吉野園子, 楊 秀慶, 内川喜盛
    • Organizer
      小児歯科学会
    • Place of Presentation
      東京都江戸川区
    • Year and Date
      2007-07-19

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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