2007 Fiscal Year Annual Research Report
感染予防隔離時の看護倫理的意思決定および実践への教育プログラム作成
Project/Area Number |
18592310
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
米澤 弘恵 Dokkyo Medical University, 看護学部, 教授 (90258989)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石津 みゑ子 埼玉医科大学, 保健医療学部, 教授 (50258985)
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Keywords | 看護倫理 / 感染予防 / 倫理教育 / 倫理的意思決定 / 隔離 |
Research Abstract |
研究課題に対する目的と計画は、隔離患者の看護ケアの質を保証するための臨床看護師の倫理的意思決定および実践力教育プログラムの作成である。今年度は、昨年度に引き続き染予防に伴う臨床看護師の意思決定プロセスを明らかにし、AHP尺度作成である。 昨年の結果から、白血病治療のための隔離患者の看護については、各病院でマニュアルが異なっていたこと、また、患者が隔離される期間中一様のものではなく、隔離された当初の治療が集中する時期では、訪室回数も多いため、倫理的問題意識も低いことが明らかとなったことから、さらに、経験年数20年以上のベテラン看護師3名から聞き取り調査を行なった。 その結果、院内感染の問題が社会的に注目されてきていることから、院内感染防止対策としてCDCガイドラインの導入は積極的で、経費もかけるようになっていることが明らかとなったが、その一方で、看護師は、ガイドラインを一生懸命に実施していると思えることや実施しているという実感から、隔離に伴う看護師の倫理的意思決定に伴うジレンマを相殺しているのではないかという問題も推察された。 今回、看護師のヒューリスティックな因子の検討、隔離患者の看護場面における看護師の倫理的意思決定に影響する因子の検討をすすめているが、さらにCDCガイドライの徹底との関係を含めて検討することが重要であることから、看護倫理的意思決定のプロセスを明らかにするための尺度開発および実態の調査、分析をすすめ、看護ケアの質の向上のための教育プログラム作成を検討中である。
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