2007 Fiscal Year Annual Research Report
看護教員のインストラクショナルデザイン力の開発に関する研究
Project/Area Number |
18592317
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
森田 敏子 Kumamoto University, 医学部, 教授 (30242746)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松永 保子 信州大学, 医学部, 教授 (50269560)
岩本 テルヨ 山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (80285444)
木原 信市 熊本大学, 医学部, 教授 (30128269)
木子 莉瑛 熊本大学, 医学部, 講師 (40253710)
南家 貴美代 熊本大学, 医学部, 助教 (80264315)
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Keywords | 看護教員 / インストラクショナルデザイン / 看護学 / 教育 / ID |
Research Abstract |
本研究は、看護実践能力を高める看護専門職者の人材育成を目的に、看護教員の教育力とレてインストラクショナルデザインに着目レたものである。インストラクショナルデザイン力とは、これまで看護教員が行ってきた授業設計や指導案作成の能力を超えて、授業や研修の構成をどのようにデザインするかというカであり、今年度は、看護教員及び臨床現場で研修を企画する看護師の教育力を問い、教員の授業改善による教育方法の開発並びに魅力ある授業にするためのインストラクショナルデザインに関する認識の変化について明らかにした。 研究方法として「理論をもとにした看護教育デザイン研修-インストラクショナルデザインワークショプ」を開催し、インストラクショナルデザインについての知識の普及を図った。その結果、インストラクショナルデザインに関する知識が全くなかった参加者が、その理解を深め、インストラクショナルデザインの活用の意義について認識を高めることができた。その中で、インストラクショナルデザインについて「わかる:前7.1%→後69.3%」[勉強したい:前60.8%→後69.3%」「使いたい:前64.3%→後76.9%」「教育の質が高まる:前39.3%→後88.5%」「授業が面白くなる:前42.9%→後88.5%」「目標分析が必要:前53.6%→後88.5%」というように認識が高まり、知覚的喚起、探求心の喚起、変化の工夫、肯定的結果、目標指向性などインストラクショナルデザインの要素を授業に取り入れる心がけの変化が見られ、ARCS動機付け理論に関して興味・感心が高まった。しかし、「学習欲求を満たす」「前提条件を思い出させる」「新しい事項を提示する」「練習の機会を設ける」「学習指針を与える」などガニエの9教授事象については、認識の変化はあまりなく、教授法についての今後の課題が見いだされ継続的な普及の必要性が示唆された。
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Research Products
(3 results)