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2007 Fiscal Year Annual Research Report

遷延性意識障害患者における活動性の向上を目的にした簡易栄養評価指標の開発

Research Project

Project/Area Number 18592341
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

日高 紀久江  University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (00361353)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 紙屋 克子  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (90272202)
Keywords遷延性意識障害 / 経管栄養 / 栄養状態 / 評価指標
Research Abstract

救急医療の発展や高齢者数の増加により,脳血管障害や交通事故に伴う遷延性意識障害患者(以後,意識障害者と略す)が増えている.わが国の意識障害者数は推定34,400人以上といわれているが,治療および看護の方法は国際的にもいまだ確立されていない.決定的な治療法がないことから,ともすれば寝たきりあるいは寝かせきりにされる患者も多い.しかし,意識障害があっても回復の可能性を秘めており,身体および精神機能の回復促進には全身状態の調整という観点からも栄養管理は必要不可欠である。平成16年度(若手研究)に研究助成を受けてから本年まで,長期に経管栄養を行っている患者の栄養状態の評価に取り組んできた.今年度はさらに対象者数を増やして栄養状態の評価を実施する予定であったが,目標とする人数には至らなかった.しかし,意識障害者の安静時代謝量(REE)は摂取カロリー量より少ない人が多いことが明らかになった.また,意識障害者の活動性を高めるには栄養管理が必要であることを意味づける症例と関わった.誤嚥性肺炎を発症した20歳代の女性であり,肺炎所見が落ち着いてきたのでリハビリテーションを開始した.栄養状態としてAlb値は正常範囲内であったものの,活動性の向上には至らず,さらには感染症まで併発してしまった.活動性の向上にはリハビリテーションが重要であるものの,リハビリテーションを実施する際には栄養管理を行う必要がある.したがって,次年度も引き続き研究を継続する予定である.

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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