2006 Fiscal Year Annual Research Report
母親の健康への関心を高め生活習慣改善を促す支援が,幼児の生活習慣に与える影響
Project/Area Number |
18592343
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
中村 伸枝 千葉大学, 看護学部, 教授 (20282460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 暁子 千葉大学, 看護学部, 助教授 (60251138)
遠藤 数江 千葉大学, 看護学部, 助手 (70361417)
小川 純子 千葉大学, 看護学部, 助手 (30344972)
金丸 友 千葉大学, 看護学部, 助手 (20400814)
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Keywords | 幼児 / 母親 / 健康への関心 / 生活習慣 |
Research Abstract |
本課題は、幼児から青年にいたる小児が、自分の健康や生活習慣に関心を寄せ、生活習慣を整えていくことができるような段階的なプログラムの構築の一部である。本課題では、幼児とその親に焦点をあて、親が自分の健康に関心を寄せ生活習慣を整えていくことを促進することにより、親の健康増進を図るとともに幼児の生活習慣が改善することを目指している。具体的には、子育て支援センターを利用している親を対象に、体脂肪率や骨密度の測定、生活習慣の振り返りなどを行うと共に、幼児の生活習慣や健康に関する相談に応じ、家族全体で生活習慣を整えていけるように支援する。 平成18年度は,支援内容を作成する事前調査として、活動の場となる子育て支援センターを利用している幼児をもつ親に、親の健康への関心と生活習慣、および幼児の生活リズム、食習慣、健康や生活習慣上の気がかりについて調査を行った。59名から有効回答が得られ、57名の母親のデータを分析した。その結果、自身の健康への関心がない、あるいは関心を向ける余裕のない母親は約1/3おり、20歳代の主婦と40歳代の常勤職につく母親において関心の低い者が多かった。したがって、育児を含めた生活の仕方に慣れていない母親に対する支援と、仕事でも大きな責任を担いながら育児の両立を図る母親への支援に焦点をあてていく必要性が示唆された。また、健康への関心の有無にかかわらず、半数以上の母親がスポーツや日常生活の中での身体活動が少なく、毎年定期的に検診を受けている母親は1割に満たなかった。したがって、母親が日常生活の中で身体活動を行ったり、定期的に検診を受けることができる具体的な支援も必要である。母親と幼児の食生活には関連があったが、幼児の健康や生活習慣上の気がかりの内容と母親の健康への関心との関連については、さらに分析していく必要がある。本研究結果をもとに支援内容を作成・実施する予定である。
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