2006 Fiscal Year Annual Research Report
家族形成過程における家族機能に影響する要因の概念モデル構築
Project/Area Number |
18592344
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山崎 あけみ 東京大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90273507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上別府 圭子 東京大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (70337856)
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Keywords | 看護学 / 家族看護学 / 家族機能 / 生活リズム |
Research Abstract |
「形成期家族の家族機能に影響する因子の概念モデル」の基盤となる案について、以下の3つの方略を用いて作成した。 (1)研究代表者の本研究に関連する先行研究:2002.5-2003.1までに、101組の形成期家族・初めての子どもを迎える夫婦に対して、妊娠末期・産後2ヶ月の時点での睡眠-生活リズムの縦断調査の結果で得られたデータから、本研究・概念モデルの基盤となる理論的論文を作成し出版した。 Akemi YAMAZAKI, Family Synchronizers : Predictors of Sleep-Wake Rhythm for Japanese First-Time Mothers, Sleep and Biological Rhythm in press (2)文献検索:「家族機能」「生活リズム」をキーワードにして、国内外の文献検索を実施した。 (3)質的データ収集からの概念の抽出:関西方面の育児サークルにおいてリクルートを行い、6名の乳児を育てている女性から、「子どもと暮らす生活にリズムが噛み合うということ」について、インタビューを行った。また、開業助産師・市町村保健師、各1名からインフォーマルに、「子どもと暮らす生活にリズムが噛み合っている家族・そうでなく気になる家族」について聞き取りを実施した。 以上から、調査用紙の素案を作成し、Family Assessment Device(FAD)・SF8については、尺度開発者に連絡を取り、使用許可を得た。短縮版日常生活リズム尺度については、本研究における使用の妥当性を検討中である。平成19年度は、新しく関西方面に研究分担者を加え、データ収集を開始する予定である。
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