2007 Fiscal Year Annual Research Report
実践力の向上をめざした術後看護用コンピュータ教材の学習效果及び個人特性との関係
Project/Area Number |
18592349
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
竹内 登美子 Gifu University, 医学部, 教授 (40248860)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 好美 岐阜大学, 医学部, 准教授 (10252149)
高橋 由起子 岐阜大学, 医学部, 助教 (90313915)
小澤 和弘 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (20336639)
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Keywords | 術後看護 / 電子教材 / 教材開発 / 個人特性 / 学習効果 |
Research Abstract |
本研究の目的は,看護学生と新卒看護師の看護実践能力を高めるために,コンピュータを利用した教育を推進することである。また,その活用に際しての留意点を提言することである。科学研究費の交付期間内では,学生や新卒看護師らが最も困難さを感じていると思える術後3日間の看護用教材を開発し,その学習効果を検証する。この際,同じメディアや方法を用いても,学習者が異なれば同じ効果は得られないという適性処遇交互作用研究(Aptitude Treatment Interaction, ATI)に基づいて,コンピュータ教材の利用という学習特性と,学習者の個人特性との関係を探究する。 先ず、昨年度から実施している教材開発の継続をおこなった。重点項自に沿った写真とビデオ映像の編集を終えて、現在はライブラリー化を終えた段階である。 次に、重点項目内容に応じた事前・事後テストを作成した。これらのテストについては信頼性と妥当性を検討する必要があり、研究者間での検討を終えた。最終的には被験者に近い対象に実施し、より確実な内容にする必要がある。従って、これ以後は、学内の倫理委員会の審査に合格する必要があり、現在、倫理審査委員会用の計画書を作成中である(次年度の倫理委員会に提出する予定)。 さらに、学習者の興味・関心,知識,認知のタイプなどによる学習効果の違いや,画像メディアの導入が人間の思考・行動様式に与える影響についての分析を行なうために、社会的動機付けの心理学に関する文献検討と、専門家を招いての学習会を行なっている。
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