2006 Fiscal Year Annual Research Report
若年子宮頚がん患者の初期治療に対する意思決定を支える看護実践モデルの構築
Project/Area Number |
18592357
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
秋元 典子 岡山大学, 医学部, 教授 (90290478)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 博之 岡山大学, 名誉教授 (30033286)
森 恵子 浜松医科大学, 医学部, 講師 (70325091)
中塚 幹也 岡山大学, 医学部, 教授 (40273990)
|
Keywords | 子宮頸がん / 若年層 / 意思決定 / 看護モデル |
Research Abstract |
本研究の目的は,若年子宮頸がん患者がどのような体験を経て初期治療を受ける決意をしていくのかを半構成的面接法によって得られたデータを質的分析方法(グラウンデッド・セオリー・アプローチ)により明らかにし,明らかにした意思決定過程において必要と考えられる看護実践内容を抽出し,若年子宮頸がん患者め初期治療に対する意思決定を支える看護実践モデルを構築することである。 初年度にあたる平成18年度の目的は,若年子宮頸がん患者がどのような体験を経て初期治療を受ける決意をしていくのかを明らかにすることである。この目的達成のために平成18年度実施計画にしたがって半構成的面接謫査によるデータ収集の準備と実施に取り組んだ。. まず,科研採択後に研究計画に対する倫理審査を岡山大学医歯薬学総合研究科倫理審査員会に申請し,承認を得た。承認を得るまでに2ヶ月を要した。その後データ収集フィールドである岡山大学医学部・歯学部附属病院産科婦人科学教室教授・助教授および看護部からデータ収集フィールドとしての許可を得た。さらに婦人科病棟医長からデータ収集フィールドとしての許可を得るともに,現在の婦人科診療体制により則する実施計画となるようアドバイスを受け,申請時の実施計画を一部修正した。また,調査内容(面接内容)については,紹介元の病院があることを念頭に入れ,研究対象者が回答に迷わないよう一部修正した。このような準備を整えだが対象者の条件に合致する候補者が少なく平成18年度中め面接は行うことができなかうた。 現在,産科婦人科病棟医長から紹介を得た複数名の対象候補者全員から研究参加への同意を得ているが,手術日等の日程から,面接日は4月初旬〜5月中旬となる予定であり,データ分析結果については現時点では報告できない。今後平成19年度においては,データ収集をおこない,分析していく予定である。
|