2008 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病を持つ子どもの自己管理行動を促すための学習支援
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18592413
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| Research Institution | Tokyo Gakugei University |
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Principal Investigator |
竹鼻 ゆかり Tokyo Gakugei University, 教育学部, 准教授 (30296545)
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| Keywords | 1型糖尿病 / 自己管理行動 / 中高生 / 学校保健 |
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| Research Abstract |
平成19年度に行った1型糖尿病の中学生、高校生194人の調査結果を分析し、結果をまとめた。その結果、
(1)1型糖尿病をもつ中学生・高校生の多くは注射や血糖測定を「面倒」「仕方がない」と思いつつ,「血糖測定を指示どおりに行う」などの自己管理行動をとりながら,充実した学校生活を過ごしていた。その一方,教員の理解や,学校で注射や補食をとる場所などの環境整備の必要が示された。
(2)1型糖尿病を持つ中学生・高校生の学校生活の充実度に影響を及ぼす要因は,HbAlcの値と,病気に対する否定的感情を弱め,肯定的な感情を強めること,情緒的に支援してくれる者の存在である。
以上の2点が明らかとなった。
この結果と、H18年度に行った養護教諭の調査、l型糖尿病の子どもと保護者へのインタビュー結果を踏まえ、教員向けの啓発DVDを作成した。また,1型糖尿病を理解するための教員向け啓発用リーフレット作成のための検討を行った。今後は,1型糖尿病を理解するための啓発教材,ならびに,1型糖尿病を持つ子どもが自己管理行動を行えるための教材開発の検討を重ねる予定である。
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