2007 Fiscal Year Annual Research Report
和式生活における人工関節患者の日常活動レベルとQOLの長期追跡調査
Project/Area Number |
18592420
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
藤田 君枝 Saga University, 医学部, 准教授 (80315209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 明美 佐賀大学, 医学部, 准教授 (00336140)
佛淵 孝夫 佐賀大学, 医学部, 教授 (40190219)
上杉 裕子 神戸大学, 医学部, 助教 (40423230)
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Keywords | 人工股関節 / 健康関連QOL / SF-8 / Euro-QOL / 活動量 |
Research Abstract |
本調査の目的は地域で生活する高齢者の日常活動について定量的に把握し、健康関連QOLとの関連を検討することである。調査方法は、携帯生活行動記録機を使用した活動量測定と自記式の調査票による質問紙調査を行った。対象者は、S市の山間部にある診療所に通院し、地域で自立した生活を送る人で、調査内容を理解し、活動量測定に同意が得られた40歳以上の人である。調査期間は2006年9月〜2007年3月であった。実測調査では、歩数計型携帯機器のライフコーダEXを用い、日常活動量、活動強度、歩数、総消費エネルギーを10日間測定した。調査票では、(1)属性、(2)日常生活や活動の項目、(3)SF-8、(4)Euro-QOLを調べた。 調査票が有効で、活動量を実測できた43名(平均年齢は67歳、男性21名)を分析対象とした。 1.実測調査:活動量・総消費量・歩数について、高齢者群は壮年期群に比べ有意に少なかった。活動強度中度(3<MET)以上は高齢者群では少なかった。 2.調査票:生活スタイルは洋式の人が7割以上で、外出や社交は年齢による相違はなかった。また、年齢が高いほど運動をしていると回答した人が多く、SF-8(精神)は高齢者群が有意に高かった。 3.活動量、歩数とSF-8(精神)、E-QOLの相関係数は有意に高く、定量的活動とQOLの関連が示唆された。 この調査は人工関節患者と比較するため、対照群として行った。人工関節患者は現在まで13名の活動量データを収集し、現在も継続調査中である。 2.調査票:生活スタイルは洋式の人が7割以上で、外出や社交は年齢による相違はなかった。また、年齢が高いほど運動をしていると回答した人が多く,SF-8(精神)は高齢者群が有意に高かった。 3.活動量、歩数とSF-8(精神)、E-QOLの相関係数は有意に高く,定量的活動とQOLの関連が示唆された。 この調査は人工関節患者と比較するため、対照群として行った。人工関節患者は現在まで13名の活動量データを収集し、現在も継続調査中である。
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