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2006 Fiscal Year Annual Research Report

専門職と住民の協働による在宅閉じこもり高齢者への支援方法の検討

Research Project

Project/Area Number 18592439
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionAichi Prefectural College of Nursing & Health

Principal Investigator

古田 加代子  愛知県立看護大学, 看護学部, 准教授 (00319253)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 流石 ゆり子  山梨県立大学, 看護学部, 教授 (70279892)
伊藤 康児  名城大学, 人間学部, 教授 (90159872)
Keywords高齢者 / 閉じこもり / 身体状況 / 体力測定 / 運動指導
Research Abstract

高齢者の「閉じこもり」は、ゆくゆくは「寝たきり」や「認知症」に移行する危険性が高いことが実証されつつある。また閉じこもりには、広く身体・心理・社会的側面の要因が関与しており、介入には心理的側面を中心に総合的なアプローチが必要であることが明らかになっている。
しかし危険性が明らかになりながらも、我が国では実際に閉じこもっている高齢者に対して、介入を行った実践報告はほとんど見あたらない。そこで実際に閉じこもっている高齢者の身体面からのアプローチ方法を検討するために、身体状況の聞き取り調査および体力測定を調査した。
対象者は日常的な外出頻度が週1回以下のA県T市に在住している8名で、全員が女性であった。年齢は79.5(±6.46)歳であった。閉じこもり期間は平均15.38ヶ月であった。治療中の疾患のある者は7名(87.5%)で、疾患別には高血圧症が5名で一番多かった。身体状況で麻痺のある者はなく、ADLもBather Indexが平均92.5点と、ほぼ自立していた。しかし1km歩行ができない者が6名(75.0%)、1ヶ月以内に転倒の経験のある者が2名(25.0%)を占めていた。体力測定の結果は、筋力としての指標である握力が15.60kg、膝伸展9.86kg(ともに左右平均)であった。身体のバランスは開眼片足立ち7.49秒(利き足)、functhional reach25.81cm(利き手)で、敏捷性を計るTime up and go testは7.78秒であった(いずれも平均値)。
以上のことから、今回対象となった閉じこもり高齢者は、ADLは自立しているものの、一般高齢者に比較し、下肢筋力や身体バランスなど歩行に関する能力が低下している傾向があり、運動指導の必要性が明らかになった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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