2007 Fiscal Year Annual Research Report
都市型地域における地域住民と大学の協働による認知症・転倒予防の継続評価研究
Project/Area Number |
18592456
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
新野 直明 J. F. Oberlin University, 大学院・国際学研究科, 教授 (40201686)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀井 智子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80238443)
梶井 文子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (40349171)
糸井 和佳 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (30453658)
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Keywords | 高齢者 / 地域ケア / 転倒予防 / 認知症予防 / 住民参加型 / 評価研究 / 都市部 |
Research Abstract |
都市部地域において地域住民と大学との協働による認知症予防・転倒予防の実践プログラムの開発および評価を行うことを目的とした研究である。 19年度は、18年度に実施した地域住民の認知症予防・転倒予防に関する現状ニーズ調査結果の解析をおこなった。調査の目的は転倒発生の実態を中心とした心身の健康データを明らかにすることである。対象は、2006年12月現在、東京都中央区明石町、および築地1丁目〜7丁目に住民登録されていた65歳以上の男女計1,693名である。2007年2月に郵送留め置き法により、無記名自記式質問紙による調査を行い、635名より回答を得た(回答率37.5%)。回答者の性年齢分布は、男性232名(36.5%)、女性394名(62.0%)、無回答9名(1.4%)で、平均年齢は男性74.2歳、女性75.3歳であった。また、属性は、ご本人89.8%、ご家族9.2%、その他(友人・ケアマネジャー等)1.2%であった。回答者の26.4%が過去1年以内に転倒した経験を有していた。他の地域と同様に、女性、高齢に転倒者が多く、目中、活動量の多い場所での転倒が多かった。冬期に転倒が多い、口腔機能、抑うつ、認知に関係する精神機能、活動能力と関係するなど、転倒予防に重要な情報が得られた。これらの結果を、「東京都中央区明石町・築地町高齢者の心身の健康データブック」としてまとめた。 調査報告書の作成以外に、転倒予防教室、認知症予防の内容を含む住民参加プログラムを実施し、転倒予防教室については効果評価のための研究を継続中である。
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Research Products
(1 results)