2008 Fiscal Year Annual Research Report
都市型地域における地域住民と大学の協働による認知症・転倒予防の継続評価研究
Project/Area Number |
18592456
|
Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
新野 直明 J. F. Oberlin University, 自然科学系, 教授 (40201686)
|
Keywords | 高齢者 / 地域ケア / 転倒予防 / 認知症予防 / 住民参加型 / 評価研究 / 都市部 |
Research Abstract |
都市部地域において地域住民と大学との協働による転倒予防、認知症予防プログラムを開発、実践、さらに、評価し、より効果的なプログラムを検討することを目的とした研究である。地域住民の介護予防に関する実態・ニーズの解明、転倒予防教室の実施と効果評価、認知症予防教室の実施と効果評価の3つを主な内容とする。 20年度は、18年度に実施した地域住民の認知症予防・転倒予防に関する現状ニーズ調査結果をまとめた「高齢者の心身健康データブックー東京都中央区明石町・築地町」(19年度作成)を地域住民に配布し、調査結果を報告するとともに、住民の意識。知識の向上に努めた。また、以下の活動を実施して、認知症、転倒予防のプログラム作成、実施、評価に関する研究を継続した。 1.転倒予防教室の実施と効果評価:1回15名の住民に対して、運動、講義、フットケアなどからなる2時間程度のプログラムを1週間間隔で4回提供し、さらに、約2ヶ月後にフォローアップとして同様のプログラムを実施した。 筋力や歩行能力などの身体的要素、満足度やうつ状態などの精神的要素、人間関孫などの社会的要素に対する効果について、前後比較、講義の内容が異なるプログラムを提供した対照群との比較から分析を進めている。 2.認知症予防教室の実施:地域の高齢者を対象に、ミニ介護講座、健康講座、種々のリクレーションなどからなるサービスを毎週1回、ほぼ1年間提供した。知的機能などを含む参加者の情報を検討し、効果評価、さらに、新プログラムの作成について検討を進めている。
|
Research Products
(3 results)