2006 Fiscal Year Annual Research Report
同時双方向性通信メディアを活用した持続可能な女子教育支援プログラム開発
Project/Area Number |
18606005
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
瀬田 智恵子 お茶の水女子大学, サイエンス&エデュケーションセンター, 研究協力員 (70280542)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤枝 修子 お茶の水女子大学, 開発途上国女子教育協力センター, 名誉教授 (70017200)
松本 勲武 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (70012664)
吉田 雅巳 千葉大学, 教育学部, 教授 (80221670)
神長 美津子 東京成徳大学, 子ども学部, 助教授 (80353390)
|
Keywords | 持続可能な教育開発 / 同時双方向性通信メディア / JICA-Net / 幼児教育 / 研修プログラム / 教材開発 / 国際研究者交流 / パキスタン:パプア・ニューギニア |
Research Abstract |
研究組織メンバーとの研究協議により、(1)対象国はパキスタン、(2)対象分野は幼児教育、(3)参加機関はイスラマバード市内に所在する機関(教育省、イスラマバード市教育庁,全国教育財団、CRI(国際子どもリソース)等)(4)対象者は幼児教育担当行政官および幼児クラス(Katchi Class)を付設する学校の関係者。(5)利用する同時双方向性通信メディアは「JICA-Net」,(6)条件が許す範囲でパプア・ニューギニアも視野に入れることで、以下の研究活動を行った。 (1)「JICA-Net Workshop」(仮称)のための教材の開発(幼児クラスを擁する学校長のための「学校リーダーシップ・ワークシート」、幼児クラス用「ローコスト幼児教育教材」など) (2)「JICA専門家活動」終了後の対象分野・機関の状況調査(研究協力者の協力による) (3)テレビ会議システムを介した教育開発の事例収集・研究(各種学会、JICA遠隔セミナー、国連大学・国際開発高等教育機構等共催の「FASID国際開発特別講座2006」への参加、等) (4)パキスタンにおける「JICA-Net Workshop」(仮称)のフィージビリティ調査を、現地教育関係機関、JICA(本部及びパキスタン事務所)の関係者を対象に実施。パキスタン教育関係者はJICA-Netを介したフォローアップを期待していること、JICAでは終了した「専門家活動」のためのJICA-Net活用は前例が無いことを把握。 (5)「JICA-Net Workshop」(仮称)の具体的なプログラム開発(内容は、日本の幼児教育紹介、遊学習プログラム、「ローコスト教材」の制作・活用・デモンストレーション等) (6)2007年3月27日に、日本(JICA本部)⇔パキスタン(JICA事務所)間の「JICA-Net Workshop」(仮称)を実施。想定した教育省等の機関の他UNICEFも加わり計22名が参加。講師陣(神長美津子および学生助手5名)は日本サイトに、ファシリテーター兼通訳(瀬田智恵子)はパキスタンサイトに配置。参加者のフィードバックから、遠隔フォローアップは幼児教育関係者の研修ニーズへの対応、知識・スキルの強化の上で非常に有効であり、継続開催の期待も大きいことを確認。 (7)2007年2月19日に、教材作成をテーマに日本⇔パプア・ニューギニア間の「JICA-Net Conference」を開催。メールでの指導に比べて、具体的な制作物を見ながら複数人数で協議が出来る点での効果を確認。
|
Research Products
(1 results)