2006 Fiscal Year Annual Research Report
サイエンス・リンケージ等多様な指標を用いた多面的・総合的な大学評価方法の研究
Project/Area Number |
18611009
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
玉田 俊平太 関西学院大学, 経営戦略研究科, 助教授 (60312790)
|
Keywords | 大学評価 / サイエンス・リンケージ / 科学技術政策 |
Research Abstract |
今年度は1994年以降の日本の特許を分析対象として独自のデータベースを構築するとともに、特許に引用されている学術論文を自動的に計測するプログラムを開発すること等を通じ、これまで行われてきた大学の評価手法である論文の数や質(インパクトファクター)分析、大学からの特許出願件数、共同研究の件数及び金額、研究者の受け入れ、奨学寄付金の額等と併せて多様な観点から大学の社会貢献を多面的・総合的に分析することにより大学等の研究成果である論文等が産業におけるイノベーションに与えている影響を分析するための準備を行った。 1 コンピュータの準備 パーソナルコンピュータ上に大容量記憶装置を搭載した。以後の使用において、保守性の高い設備とし、定期的な部品交換などによって使用に障害が発生することを防ぐ仕様とした。 2 データベースの構築 当該コンピュータに特許庁発行特許公報CD-ROM及び特許公開公報CD-ROMからテキストデータのみを抽出し、基礎データとした。これをもとに、特許公報及び特許公開公報のテキスト書式から、分析時に必要なデータ項目に分けてテーブルとしたデータベースを作成した。 3 引用検出プログラムの試作 引用サンプルデータを引用検出プログラム結果と照合可能な形式で作成した。任意のサンプルデータから引用パターンを調査し、引用検出プログラムに使用すべき文字列パターンを決定した。引用パターンを効率よく検索するアルゴリズムを搭載したプログラムを設計した。
|