2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18630014
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
岡本 敏雄 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 教授 (60125094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西野 和典 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (70330157)
高橋 参吉 千里金蘭大学, 人間社会学部, 教授 (70100766)
山岸 正明 鳥取大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (20031924)
夜久 竹夫 日本大学, 文理学部, 教授 (90102821)
布施 泉 北海道大学, 情報基盤センター, 助教授 (70271806)
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Keywords | 教科「情報」 / カリキュラム / 指導 / 評価 / 教員養成 |
Research Abstract |
高校普通教科「情報」が必履修として新設、授業が開始されてから3年が経過したため、実施実態の全国規模の調査を行った。授業開始直後の2003年に、研究分担者の一部により全国規模の調査(履修状況や授業内容、授業環境、評価等)を行った結果を踏まえ、次の7つの観点から調査項目を決定した。 A.教科「情報」実施の目標 B.実施されている教科「情報」のカリキュラム C.教科「情報」の指導方法と教材 D.教科「情報」の指導体制 E.教科「情報」の評価方法 F.情報教育施設の状態と活用状況 G.教科「情報」に対する教員の意識 これらの観点に基づき、各観点3〜10程度の質問(詳細部分は除く)を作成、現職教員(東京都、石川県、山口県、福岡県)の評価を受け、改善し、全国から2000高等学校(5700校中)をランダム抽出し、情報教育担当者にアンケート回答の依頼をした。回答率は10.1%(202校)で、普通高校182校、工業科などの専門科高校20校から回答があった。回答結果より、以下の実態が明らかとなった。 ・普通教科「情報」の授業は、相変わらず実習の内容を中心に進められている ・研修を希望しているが実際に受けることができる教員は半数以下である ・授業外のPC運用管理に負担を感じる教員が少なくない ・コンピュータ、ネットワーク、プロジェクタ等、授業に必要な環境整備は未だ不十分である 以上の実態より、「情報教育のカリキュラムの改訂」「教育環境の整備、適切な教材開発」「教員養成・教員研修」「大学の情報基礎教育の検討」について議論した結果を報告書にまとめた。
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Research Products
(5 results)