2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18636014
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
安田 秀幸 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (60239762)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤居 俊之 東京工業大学, 総合理工研究科, 助教授 (40251665)
土谷 浩一 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (50236907)
浅井 滋生 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (80023274)
掛下 知行 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (90127209)
大塚 秀幸 (独)物質・材料研究機構, 強磁場研究センター, 主幹研究員 (10343857)
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Keywords | 磁気効果 / 磁気科学 / ナノ組織 / 核生成 / 強磁場 |
Research Abstract |
磁気駆動型超磁歪材料などの新規形状記憶合金、非磁性材料も含めた金属材料の再結晶集合組織制御、結晶配向制御、異方性組織制御、凝固組織の微細化など、磁場による材料組織制御の可能性が見出されている。その一方で、材料組織を形成する拡散変態、無拡散変態における磁気効果について、その理解は非常に限られている。そこで、以下のような項目について、研究内容の把握、研究動向調査、研究連携の可能性について調査を行った。 (1-1)核生成における磁気効果 (1-2)成長における磁気効果 (2-1)結晶配向における磁気効果 (2-2)磁化を利用した定量測定手法の開発と磁気効果解明への応用 研究内容、動向の調査は、日本金属学会、応用物理学会、日本磁気科学会、日本鉄鋼協会などの年次講演大会ならびに、日本鉄鋼協会の交流強磁場・環境プロセス研究会、低温工学協会新規磁場応用に関する調査研究会などの研究会、5th International symposium on electromagnetic processing of materials 2006(H18.10、仙台)に参加し、議論を重ねた。 さらに、企画調査のとりまとめとして、平成19年1月27日に大阪大学大学院工学研究科において、磁気効果を利用した機能性組織制御の原理と応用に関する研究会を開催し、磁気効果を利用した材料プロセス分野の発展、材料組織制御プロセスへの応用に必要となる磁場下での相変態・組織形成の学術基盤について議論した。これらの成果の一部は、ISIJ International誌のレビューとして受理され、2007.4に出版される予定である。
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