2006 Fiscal Year Annual Research Report
昆虫をモデルとした適応戦略の分子メカニズムに関する企画調査
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18638001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
片岡 宏誌 The University of Tokyo, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (60202008)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 均 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (60201349)
小嶋 徹也 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (80262153)
久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
藤原 晴彦 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (40183933)
嶋田 透 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20202111)
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Keywords | 昆虫 / 環境 / 適応 / 内分泌 / 形態形成 / 休眠 / 行動 / 領域研究 |
Research Abstract |
陸上において圧倒的多数の種と個体数をしめる昆虫の特質は、多様で適応的な生存戦略をそのライフサイクルに組み入れたことにある。環境変化の激しい陸上に生息する昆虫は、環境情報に対する適応戦略として、脱皮・変態・休眠などの形式を自在に変更し、大きな成功を収めた。特定領域研究(新学術領域研究)の研究領域として発展させるためには、外部情報が内分泌システムによって遺伝情報に変換される機構を現象横断的に解明し、昆虫の適応戦略に隠された共通のスキームを理解することにある。このために以下の研究調査ならびに企画を行った。 1.研究企画会議: (1)06年5月29日、8月9日(東京大学農学部);片岡、藤原、久保、嶋田 (2)06月8/9(東京大学農学部);片岡、藤原、久保、嶋田 (3)06年7/19(東京大学理学部);片岡、嶋田、久保 (4)07年12/26(神戸大学理学部);片岡、久保、分担者以外に尾崎(神戸大)富岡(岡山大) 2.国外の研究状況調査: (1)エクジソンワークショップ06年7/9-14(ベルギー);片岡、藤原が参加、研究動向を調査 (2)フランスパリ大学07年6/23-27;片岡が視察、研究動向を調査 3.国内の研究状況調査: (1)昆虫ワークショツプ06年9/13-15(金沢)協賛;片岡、上田、小嶋が参加 (2)名古屋大学理学部06年8/22-23;片岡が視察 (3)昆虫科学シンポジウム(東京)06年11/18;片岡、嶋田が参加 (4)農業生物資源研究所07年5/25;片岡が視察 (5)神戸大学理学部、岡山大学理学部、山口大学理学部07年7/27-31;片岡が視察 4.尾崎まみこ(神戸大学・理学部)を領域代表者とする新学術領域研究「仮;昆虫型環境適応プラン」を申請することになった。
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