2006 Fiscal Year Annual Research Report
マルチダイナミックドキュメンテーションを用いた新概念の人体解剖学コンテンツ
Project/Area Number |
18650049
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
金 尚泰 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (30400659)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五十嵐 浩也 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (80258839)
三木 ひろみ 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (60292538)
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Keywords | 人体3Dモデル / 教材 / MDD / コンテンツ / 医学 / デザイン / 3D・CG / ビジュアライゼーション |
Research Abstract |
3年間のプロジェクトの中、1年目であった平成18年度の実績は、男性・女性モデルの完成と基本制御プログラムの開発である。 本研究に当たって、まず先行しなくてはならない部分が人体の正確な参考データである。筋肉や骨組みを既存の解剖学関連書籍とインターネットサイトGray's Anatomy (http://www.bardeby.com/107)を参考にし、人体構造をプログラム上に制御することにした。それとともに、筑波大学医学系の人体解剖学実験室や筑波大学病院手術室で、実物の手術現場で撮影を行い、撮影された人体構造をもとに正確なモデリングを行った。使用ソフトウェアは、Discreet社の3D StudioMAXを主に使い人体モデルを作り、そのモデルをWeb3D方式に変換、モデルデータと空間位置情報が記述されるデータの二つに分け、HTML文書の中でJAVA Scriptを利用、制御する仕組みであり、用いるテクノロジーは、Web3D、ShockWave、XML、JAVA Scriptである。実際の医学教育に使うためのコンテンツとして仕上げるため、男性モデルに続き、女性モデルの制作を進めた。男性と女性の骨格・筋肉は、構造自体から相違があり、男性モデルの変形は利用できない。現在、男性・女性それぞれの3Dモデルのポリゴン数は50万ポリゴンを超え超えている。データ圧縮、ポリゴンの整理に加えて、プログラム制御を行い、データ量を大幅減らすなど、ウェブ上での公開のための減量作業に取り掛かっている。短縮とともに細かいポリゴンのコントロールにより、ウエブ上でもリアルタイムで自由に操作できるようになる。このポリゴンデータにより、骨組と筋肉ポリゴンを繋ぎ、筋肉ポリゴンの両端を骨の連結部分にリンクざせ、制御を進めている。
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