2008 Fiscal Year Annual Research Report
マルチダイナミックドキュメンテーションを用いた新概念の解剖学コンテンツ
Project/Area Number |
18650049
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
金 尚泰 University of Tsukuba, 大学院・図書館情報メディア研究科, 講師 (30400659)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五十嵐 浩也 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (80258839)
三木 ひろみ 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60292538)
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Keywords | 解剖学コンテンツ / WEB3D / 3DCG / コンテンツデザイン / インタラクション / 情報デザイン / グラフィックデザイン / デザイン |
Research Abstract |
内容:本研究は、既存の様々なデザイン手法を新しいテクノロジーと融合させ、総合的なデザイン手法として再構築することを目的としている。すなわち、静的な視覚表現、動的な視覚表現、対話的な視覚表現をすべて統合、また今までのマルチメディア技術を生かし、ダイナミックでインタラクティブな表現手法MDD(Multi-Dynamic Documemtation)を提案する。MDDは、説明的なコンテンツ、例えばものの構造説明などに最も適している。動いていないと分からない事柄、動いていること自体がメッセージになっている事柄として、医学情報に関するコンテンツが適当であると考え、人体解剖学コン1テンツの制作を行った。 意義:このコンテンツの特徴は、ユーザが頻繁なリンク先への移動を行っても常に同じ画面内にいるように感じるため、安心してブラウジングができる。3Dビューアの部分は、常に3Dポリゴンモデルが動いていて、リアルタイムで拡大、縮小、移動、回転などの視点移動が可能になっている。すべての操作はマウスで行い、左ボタンは上下、左右の回転、右ボタンは拡大と縮小また、右左ボタンを同時に押しながら動かせると、オブジェクトの移動ができる。マウスフィールは拡大、縮小の右ボタンと同じ動きに設定し、ユーザが自由自在に情報を体験することができる。重要性:MDDの応用範囲は、動きを伴ったコンテンッや動き自体がコンテンツであるもの、ものの仕組みの解説などに適している。MDD要素を持つドキュメントを様々な分野に応用することによって、より豊かなコミュニケーション環境を構築できると考えられる。応用例としては、下記の分野が考えられる。 1)教育分野:インタラクティブ教材分野:子供、障害者用教材、社員教育 2)プレゼンテーション・データベース分野:解剖学情報データベース 3)医学用シミュレーション分野:(患者や保護者に対する説明ッール、医者用会議システム)などこの研究によって情報の伝達・人と人とのコミュニケーションの効率を高めることができるので、社会的貢献としての意味は高く、独創的研究である。
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Research Products
(4 results)