2006 Fiscal Year Annual Research Report
成果共有型ネットワークを活用した図書館職員の技能育成に関する研究
Project/Area Number |
18650056
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
小田 光宏 青山学院大学, 文学部, 教授 (00185604)
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Keywords | 成果共有型ネットワーク / コラボレーション / 図書館職員 / レファレンスサービス / 研修方法 |
Research Abstract |
国立国会図書館の「レファレンス協同データベース」を「成果共有型ネットワーク」として位置づけ,これを活用した公立図書館書館職員向け技能育成プログラム(研修計画)の開発に向けた研究を遂行した。その概要は,おおむね次のようになる。 (1)成果共有型ネットワークの特性分析 国立国会図書館の「レファレンス協同データベース」の持つ「成果共有型ネットワーク」としての特性に関して,同館図書館協力課から得られた情報に基づき,分析を行なった。 (2)公立図書館の職員研修に関する調査 秋田県立図書館や福井県立図書館など,レファレンスサービスに関する職員研修を実施している国内の公立図書館を訪問し,そのプログラムに関する観察調査ならびに聴き取り調査を実施した。 (3)海外先進事例の調査 米国オハイオ州図書館協議会,英国図書館情報専門職協会など,レファレンスサービスに関する研修成果を挙げている機関を訪問し,聴き取り調査を実施した。 (4)技能育成プログラムに関する意見聴取 技能育成プログラムの目的ならびに組み立てを,国立国会図書館ならびに秋田県立図書館の研修担当者に提示し,意見聴取を実施した。 (5)研究成果の口頭発表 中間段階での研究成果の発表を,次のように行なった。 ・レファレンスサービス教育の方法と課題:成果共有型ネットワークの可能性に着目して(平成18年度西日本図書館学会秋季研究発表会,2006年12月2日) ・日本のレファレンスサービスはいま:成果共有型ネットワークの可能性(国立国会図書館主催,第3回レファレンス協同データベース事業参加館フォーラム(基調講演),2007年2月22日)
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