2007 Fiscal Year Annual Research Report
小児のメタボリックシンドロームの診断基準策定と新たな生活習慣病予防医療の開発
Project/Area Number |
18650198
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
本郷 実 Shinshu University, 医学部, 教授 (40209317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 健一 信州大学, 医学部, 教授 (40143979)
日高 宏哉 信州大学, 医学部, 准教授 (10362138)
横田 素美 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (10188815)
阪口 しげ子 信州大学, 医学部, 教授 (90126863)
金子 昌子 信州大学, 医学部, 准教授 (70194909)
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Keywords | 小児 / メタボリックシンドローム / 生活習慣 / 健康教室 |
Research Abstract |
科研費補助金交付2年目は、生活習慣を反映したより効果的・効率的な学校健診を確立し、地域と連携した小児の生活習慣病予防医療の新たな研究・教育システムを開発する目的で調査研究を継続し、以下の実績を得た。 1. 学校健診結果:長野県内中学校の学校健診で、引き続き生活習慣病関連のデータベースを構築した。その結果、生活習慣に関連した検査異常、不規則な食生活、運動習慣の欠如が高率に認められた。生活習慣関連の測定・検査値に3項目以上の異常を示した6.3%の生徒の内、身体計測上"肥満"と診断されたのは71%で、残りは肥満度が正常あるいは"やせ"と診断されていた。また、血清HDLコレステロールが低値を示す生徒や高尿酸血症を呈する男子生徒は、他の生活習慣病を高率に合併することが明らかとなり、今後、学校健診の場でこれらの項目の測定を行うことが望ましいと考えられた。 2. 社会的取り組み:1)第2回「青少年のメタボリックシンドロームを考える」研究会(代表世話人:本郷実)主催の学術講演会開催(一般講演:青少年の生活習慣病の調査研究報告、特別講演:メタボリックシンドロームと循環器疾患-厚生労働省の対策を含めて-)、2)松本市健康フェスティバルで医師、保健師、看護師、検査技師、管理栄養士ら医療チームによる「親子のメタボリック症候群:ミニドックから健康相談まで」出展(親子の身体測定、血液検査、個別の結果説明、食事・生活指導)、3)中学校で「出前クリニック」開催(医療チームによる健康教室での集団指導の他、食事・生活の個別指導)、4)「青少年のメタボリック症候群を考える」市民公開講座開催(一般講演、市民からの質問に対するパネルディスカッション、厚生労働省研究班班長による特別講演:子どものメタボリックシンドロームの持つ意味)、5)長野県の中期総合計画(平成20〜24年度)「7つの挑戦プロジェクト」(次代を担う多彩な人材育成県への挑戦:知・徳・体の調和のとれた人材の育成)に研究会の活動方針が盛り込まれた。
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Research Products
(4 results)