2007 Fiscal Year Annual Research Report
タウンセキュリティのあり方と地域防犯診断手法の構築に関する研究
Project/Area Number |
18650207
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
瀬渡 章子 Nara Women's University, 生活環境学部, 教授 (60179348)
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Keywords | 住宅地計画 / 防犯まちづくり / セキュリティタウン / 防犯環境設計 / 安全・安心 / 犯罪不安感 |
Research Abstract |
H19年度は下記の調査研究を実施した。 (1)英国における住宅地区、住宅の防犯対策の現状調査:(1)ロンドンの集合住宅地再生における防犯計画の現状調査:60年代から70年代に開発された集合住宅地の荒廃によって多くの再生事業が行われてきているが、それらの団地を現地調査した。(2)Hull市における地域防犯についての調査:建築専門家と警察が連携して住宅の防犯に取り組む先進事例として英国北東部のHull市を訪問し、住宅地の再生事例を調査するとともに、地元の警察署を訪問して、警察署の建築調整官から防犯環境設計における警察の役割について聞き取りと、資料収集を行った。(3)マンチェスター市の都市再生事例の視察:団地の大規模再生事例のHulm地区を訪問し、再生計画の実際を現地調査した。 (2)防犯に配慮された住宅地を対象とした入居者調査の分析:H18年度に得られた大阪、兵庫、京都の3住宅地を対象とした調査結果の詳細な分析を行ない、今後の防犯対策や防犯診断のあり方などを検討した。またタウンセキュリティを実施している国内事例の調査なども実施した。
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