2006 Fiscal Year Annual Research Report
次世代育成コミュニティとしての大学における乳児保育施設の意義と可能性の探究
Project/Area Number |
18650211
|
Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
竹内 順子 お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (80289818)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴坂 寿子 お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (50221297)
|
Keywords | 乳児 / 教育 / 大学 / コミュニティ / iSD / 記録 / 保育士 |
Research Abstract |
国立大学法人として初めて附属校園となった0〜2歳児対象の保育施設「いずみナーサリー」を、0歳から成人までの人が学び生活する保育・教育的コミュニティである女子大学の中に位置づけ、大学における学生の保育的資質の育成、およびと大学で学び働く女性の生活の支援、ひいてはナーサリーにおける保育・教育の質の向上をめざし、ナーサリーの保育士と大学の保育研究者との共同的研究を、主に次の4点において実施した。 1.ナーサリーにおける過去の記録を整理し、記録方法および意義を再検討し、保育記録を保育士どうしが共有し、共同して省察する研究会を実施した。 2.保護者との連絡体制の改革(パンフレットの作成,保護者会の持ち方の検討)等をおこなった。 3.0〜2歳の保育カリキュラムと教材・保育環境の研究、およびそれを目的とする内外の施設の視察を大学教員と保育士が共同でおこなった。 4.ナーサリー保育の観察、記録、省察を犬学の授業(保育者の参加を含む)で位置づけ、学生の乳幼児理解をうながす授業のありかたを実践的に探求した。観察記録方法の開発(iSD記録方式)、保育者の教育的働きかけの理解、観察法と理解のありかたについて、体験的にまなぶ授業を試行した。
|
Research Products
(2 results)