2006 Fiscal Year Annual Research Report
夜の定常光から求める人間活動起源の二酸化炭素排出量のモニタリング手法に関する研究
Project/Area Number |
18651017
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
西尾 文彦 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (40044789)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 昭彦 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (30201495)
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Keywords | 夜間光 / DMSP / OLS衛星 / CO_2ガス排出モデル / 調和解析(NRFフィルター法) / 電力使用量 / CO_2排出量推定 / 京都議定書 / 地理情報システム |
Research Abstract |
18年度の研究実施計画で成就した項目を掲載する。 (1)DMSP/OLS衛星による夜間光の定量的モニタリング手法の確立とCO_2ガス排出モデルの開発(西尾) (1)PMSP/OLS固有のセンサ補正メカニズムの解明による夜間光の定量化アルゴリズムの開発(西尾) (2)夜間光定量化標準の変更による定量的推計法の普遍化とグロ-バル化(西尾) (3)時系列データセット作成と調和解析(NRFフィルタ-法)による定常光の抽出(西尾) ●平成18年度の達成目標 研究に必要なデ-タ収集を終え、(1)DMSP/OLS固有のセンサ補正メカニズムの解明による夜間光の定量化アルゴリズムの開発と(2)夜間光定量化標準の変更による定量的推計法の普遍化とグローバル化の開発を実施中である。 (2)電力使用量画像によるCO_2排出量推定手法の開発および評価(近藤) (1)夜間光を用いた電力消費に起因する電力使用量よりCO_2排出量を推定する手法の開発(西尾) (2)アジア地域における推定アルゴリズムの精度の検証(近藤) ●平成18年度の達成目標 (3)京都議定書の実施に資するためのデータベース構築とその利用手法の開発に関する研究(西尾) (1)GIS(地理情報システム)をベースとしたデータベースシステムの構築(近藤) (2)衛星データおよび衛星データから推定した電力使用量データベースの構築(近藤) (3)電力使用量データから導いたCO_2の排出量データベースの構築(近藤) ●平成18年度の達成目標 本研究では画像データ、地図データ、海図、CO_2排出データ、社会経済データ等を取り扱うため、GIS(地理情報システム)をベースとしたデータベースシステムを構築する。また、このシステムにテーマ(1)及び(2)で調査・収集・解析されたデータを格納し、研究対象地域の社会経済データを収集し格納することを現在も実施している。
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