2006 Fiscal Year Annual Research Report
国際協力におけるプログラム・アプローチの枠組みと日本型教育協力モデルの考察
Project/Area Number |
18653015
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
馬場 卓也 広島大学, 大学院国際協力研究科, 助教授 (00335720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 秀雄 広島大学, 大学院国際協力研究科, 教授 (50112165)
外川 昌彦 広島大学, 大学院国際協力研究科, 助教授 (70325207)
加藤 雅晴 広島大学, 大学院国際協力研究科, 産官学連携研究員 (30403611)
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Keywords | プログラム・アプローチ / 日本型モデル / 教育協力 / 国際協力 |
Research Abstract |
本研究では、国際教育協力におけるモデル研究である。ただし定量化したモデルを開発するよりも、国際協力活動がその活動に関わる支媛者と按支援者の双方の文化性が重要な役割を果たすという前提の下、バングラデシュの社会文化的な文脈に基づいだ日本型の教育協力の可能性を定性的、事例研究的に探ることを目論んでいる。 より具体的には、(1)国際教育協力の大きな文脈-プログラム・アプローチーを押さえること、(2)その上でバングラデシュ初等教育分野め例にて、何が具体的に起きているのかを記述・分析すること、(3)それ以外の国、特に当研究科とも縁が深く、またBESSIPという基礎教育分野投資計画が動いているザンビア国を取り上げ、プログラム・アプローチの例を比較検討し、(4)最後にこれらを通して、バングラデシュにおけるプログラム・アプローチの特徴の分析し、またその中で日本的な国際教育協力が持つモデル性について考察したい。 英国、ザンビアでの調査を並行して走らせながら、バングラデシュめ調査を行う。広島大学関係者を中心に8月ごろ会合を持つ。12月までの間に上記の現地調査を終わらせて、それぞれのまとめをメールベースで交換する。その際には、「プログラム・アプローチの可能性と問題点」を念頭に、正確な記述に努める。3月には年度のまとめを行い、冊子(100冊)を簡易製本し、関係者に配布、意見を求める。
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