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2007 Fiscal Year Annual Research Report

国際協力におけるプログラム・アプローチの枠組みと日本型教育協力モデルの考察

Research Project

Project/Area Number 18653015
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

馬場 卓也  Hiroshima University, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (00335720)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 秀雄  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50112165)
外川 昌彦  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (70325207)
加藤 雅春  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 産官学連携研究員 (30403611)
Keywords国際教育協力研究 / プログラム・アプローチ / 社会文化性 / 日本型協力 / 過程分析
Research Abstract

本研究は、国際教育協力におけるモデル研究である。ただし定量化したモデルを開発するよりも、国際協力活動がその活動に関わる支援者と被支援者の双方の文化性が重要な役割を果たすという前提の下、バングラデシュにおける初等教育分野で進行中のPEDPII(第二次初等教育開発計画)を取り上げて、社会文化的な文脈に基づいた日本型の教育協力の可能性を定性的、事例研究的に探った。2007年4月には執筆者の大半が広島大学にて研究集会を持ち、意見交換を行った。通常はメーリングリストを通じて、意見交換を行い、研究代表者が取り纏めを行った。
その中では、(1)国際教育協力の大きな文脈-プログラム・アプローチーを押さえること、(2)バングラデシュ初等教育分野で展開中のPEDPIIとJICA活動の両者について、各段階において具体的に起きた事態とその背景、取った対応を記述・分析すること、(3)それ以外の国、特に当研究科とも縁が深く、またBESSIPという基礎教育分野投資計画が動いているザンビア国を取り上げ、プログラム・アプローチの例を比較検討すること、(4)最後にこれらを通して、バングラデシュにおけるプログラム・アプローチの特徴の分析することを通して、それらの中で日本的な国際教育協力が持つモデル性について考察した。日本型協力についてはまだ不明の部分が多い事が判明したが、過程分析によって、プログラムとプロジェクトの相補的関係の構築、プロジェクトの運営に係る過程において不可視の部分を可視化したことは最大の成果といえる。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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