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2006 Fiscal Year Annual Research Report

小・中学校教育への草地・畜産の導入・展開-学校グラウンドでの草地造成を機軸として

Research Project

Project/Area Number 18653110
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

小林 民憲  和歌山大学, 教育学部, 教授 (70038321)

Keywords学校教育 / 草地・畜産 / 校庭草地造成 / 環境教育 / 食農教育
Research Abstract

本研究では,緑豊かな学校づくりとして校庭の芝生や,家畜(動物)飼育の教育的機能の新しい役割等,小・中学校教育の場に草地畜産の持つ多面的機能を教材として具現することを目標に,さまざまな技術的問題の検討を行って,解決を図るとともに,教育的観点から,教育(学習)活動として学校構成員である教員と子どもの手だけでもできる,かつ多額の経費をかけない学校草地造成のための方法と教材の開発を行い,活用するためのガイドの作成の基礎資料とすることを目的に,次のような研究を実施している。いずれも,次年度に継続する。
(1)草地・畜産と小・中学校の教科学習内容(ソフト面)との関係の資料調査として,学習指導要領・指導書・教科書等の文献精査を行った。多くの教科の教科書に草地・畜産に関して文言的には,かなり出現しているが,具体性・正確性に欠ける。また,家畜飼育のハード面の調査研究として,校庭の芝生化を行った学校あるいは草食家畜を飼育して教育内容として取り入れた小・中学校における教育利用・芝生と飼育状況について実態を調査した(12校)。またこれらに関する教員の意識・知識・技能に関して聞き取り調査を行った。造成当初の芝生状態を維持できているところはなく,飼育ヤギ・ヒツジの飼料も購入粗飼料がほとんどであって校庭のいわゆる雑草を食べさせることもしていない。
(2)小学校のグラウンドにおいて実際に家畜飼育のできる草地を造成するための基礎的実験研究として,グラウンド土壌の播種床としての理化学性調査分析と微気象観測,出芽・定着を図るための各種土壌混入・被覆資材の利用と造成方法の実験,飼料生産(刈取り・放牧)利用とグラウンドの本来的利用の両者に適う永年性草種選択のための牧草栽培実験,土壌養水分,踏圧等の条件と生育・植生被度・生産量・飼料成分等の調査分析を行っている。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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