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2007 Fiscal Year Annual Research Report

損失影響を考慮したモバイル無人観測飛行機の開発

Research Project

Project/Area Number 18654094
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

佐伯 和人  Osaka University, 大学院・理学研究科, 准教授 (50292363)

Keywords火山 / 危機管理 / 自然災害 / 航空宇宙工学 / モニタリング / 無人観測機 / 無線操縦
Research Abstract

本研究の目的は、地質学研究者や自治体職員が単独で火山や峡谷等の危険な地域を調査する時の補助ツールとしてのパーソナルな無人観測飛行機SKY-1を開発することである。
SKY-1の基本設計は18年度に完成し、当初19年度は火山フィールドにおける試験飛行を行う予定であった。しかし、プロのラジコン飛行機テストフライヤーの協力が得られることになり、さらなる性能の向上が可能になった。そこで、19年度は関西模型飛行場での飛行試験を重点的に行い、さらなる性能の向上を図ることにした。2007年度F3D(ラジコン飛行機パイロンレース)日本選手権第三位の中西信昭選手にお願いし、機体の試験飛行や、機体設計の改良に関する協力体制を整え、試験・改良を繰り返した。結果、当初予定よりも運動性能と強度がはるかに高い機体に改良された。また、最大の特徴である安全性をアピールするために、空中撮影飛行中のSKY-1を素手で受け止めて回収する様子や、SKY-1で曲技飛行する様子など、性能を実証するビデオ映像を多数撮影した。これらの映像は現在投稿中の論文が受理された時点で、SKY-1の活動公開用ホームページにて公開する予定である。現在、SKY-1は5機が完成し、量産用の型枠も完成した。また、当初設計想定よりもはるかに悪条件下(風速10m程度)でも飛行できる、重量級のSKY-1Bも1機製作した。さらに、将来のGPSによる自動操縦への対応を考え、準備研究として、ラジコンボートをGPSで制御する装置の試作も開始した。来年度の準備として、SKY-1の使用を検討してくれている、東北大学、京都大学、東京工業大学、富士常葉大学の火山研究者にラジコンフライトシミュレータを提供して使用してもらいながら、来年度の火山観測実証試験の打ち合わせを行っている。20年度は、可能な限り多くの火山での実施試験飛行を試みる計画である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 野外調査道具としての無人観測機の活用2007

    • Author(s)
      佐伯 和人
    • Organizer
      日本地球惑星科学連合大会
    • Place of Presentation
      幕張メッセ
    • Year and Date
      2007-05-24
  • [Remarks]

    • URL

      http://astrosis.ess.sci.osaka-u.ac.jp/MBO.html

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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