2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18656154
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
中井 正一 千葉大学, 工学部, 教授 (90292664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 理永 千葉大学, 工学部, 助手 (30293674)
眞野 英之 清水建設, 技術研究所, 研究員 (80443753)
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Keywords | パイルド・ラフト基礎 / 支持杭 / 非接合 / 遠心模型実験 / 弾塑性解析 / 有限要素法 / 有限差分法 |
Research Abstract |
2項目からなる研究実施計画のうち、平成18年度は主として[A]を実施した。また、[B]については準備を行った。 [A]遠心模型実験 非接合パイルドラフト基礎の鉛直荷重の伝達メカニズムを明らかにするため、遠心載荷装置を用いて静的鉛直加力実験を行つた。実験では、模型地盤・ラフト基礎・杭からなる模型試験体を製作し、清水建設技術研究所が所有する遠心載荷装置と試験用のせん断土槽を利用することにより実施した。今年度は、杭は1本とし、深さ方向に歪みゲージを貼付することにより杭の軸力分布を測定した。また、ラフト底面には土圧計を設置し、接地反力分布を測定した。実験におけるパラメータは、杭とラフトの離間距離、地盤の相対密度およびラフト寸法であり、全6ケースの加力試験を実施した。 実験結果は、平成19年3月に開催された日米相互作用ワークショップにて速報すると共に、7月に開催される地盤工学研究発表会、および、8月に開催される日本建築学会大会に向けてその成果を投稿した。 [B]3次元非線形有限要素解析 非接合パイルドラフト基礎の成立性を検討するためには、上記の他にも数多くのパラメータについて検討を加える必要がある。これらパラメータの組み合わせ全てを遠心模型実験で試すことには無理があるため、数値解析を行う。 今年度は、3次元線形有限要素法を用いた解析によって非接合パイルドラフト基礎の動的挙動に関する基本的な性状の把握を行った。また、非線形有限要素法解析コードの作成を開始した。一方、既存の3次元非線形差分法解析コードを用いて、上記[A]の試験結果の予備解析を行った。これらの結果の一部は、平成18年11月に開催された日本地震工学シンポジウムにて発表を行うと共に、地盤工学研究発表会および日本建築学会大会にその成果を投稿した。
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Research Products
(4 results)