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2006 Fiscal Year Annual Research Report

高等植物の形成層制御に関する分子細胞学的研究

Research Project

Project/Area Number 18657023
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

藤江 誠  広島大学, 大学院先端物質科学研究科, 助手 (20274110)

Keywords分裂組織 / Arabisopsis / シロイヌナズナ / 形成層 / ミオシン / GFP / タギング
Research Abstract

分裂組織変異体のスクリーニングを行なうために、GFPが増殖中の細胞で特異的に発現するシロイヌナズナの株の作製を計画した。そこで、サイクリン(cycA2;1)のプロモーターにGFPを接続したプラスミドを作製した。このプラスミドを形質転換したタバコ培養細胞BY-2でGFPが発現することを確認したのちに、シロイヌナズナ野生株に形質転換を行なった.形質転換体に対して抗GFP抗体を用いてウエスタンブロッティングを行ない、GFPが発現していることを確認した。根端分裂組織での発現を蛍光実体顕微鏡で観察したところ、一部の植物体の根端がGFPで標識されたことを確認した。分裂組織の変異体のスクリーニングに用いるにはGFPの発現量をさらに増加させる必要があるため、現在タバコモザイクウイルス由来のΩ配列の組込みを行い、発現量を増加させる作業行なっている。また、植物の増殖中の細胞では、ミトコンドリアが巨大化することをすでに報告しているが、この性質を指標として分裂組織の研究を行うために、ミトコンドリアをGFPで標識したシロイヌナズナを作製した。
ミオシンにタグが入ったシロイヌナズナ変異体候補については、RT-PCRで遺伝子の発現状態を確認したところ、タグの挿入されたミオシン遺伝子の発現が確認された。この原因を解明するために、タグの挿入状態について解析を行なったところ、ヘテロ体のみが取得され、タグ挿入がホモの状態の個体は取得出来なかった。これは、タグの挿入されたミオシン遺伝子が必須遺伝子であることを示唆している。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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